10月29日パロマ瑞穂アリーナ(愛知県)で第38回日本拳法全日本個人選手権が行われた。同志社からは男子の部に横橋(経4)、新垣(商4)、山中(理工4)、中森(文情3)、山澄(経3)、石原(理工3)、湊本(商2)、光武(スポ2)、鎮西(法2)、女子の部にソジョンビン(GC4)、廣井(商1)が出場した。新垣が準決勝に進出し、3位入賞を果たした。
開会式後女子の部から競技が行われた。最初に出場したのはソジョンビン。開始後、相手の胴に攻撃を入れて1本を先取するもその後2本取られ、敗北を喫した。廣井は不戦勝で2回戦に進むも、3位入賞を果たした相手選手の突きを防げず2回戦敗退となった。
その後行われた男子の部。A.B.C.Dの4つのコートで準々決勝までの対戦が行われた。
Aコートでは横橋と石原が出場。横橋は不戦勝で2回戦に進むも、2本とも相手に押さえ込まれ3回戦には進めなかった。石原は不戦勝で3回戦進出となるも、0-2で敗北した。Bコートでは湊本と山中が出場。山中は初戦で激闘を繰り広げるが0-0の判定負けとなる。湊本の1回戦は相手選手を角に追い込み胴に蹴りを入れて先制すると、たちまち2本目も奪い2回戦に進出。しかし、2回戦では流れをつかめず敗退した。
Cコートには山澄、中森、鎮西が出場。山澄は1本先取するも、その後2本奪われ初戦敗退となった。中森は1回戦を判定勝ちで収め、2回戦進出を果たすが1-2で惜しくも3回戦進出には至らなかった。
鎮西は1回戦を0-2で素早く突破すると、2回戦も相手を押さえ込み2本先取。続く3回戦では1本先制されるも、気持ちを落とすことなく挑み続け1-2で勝利を収めた。しかし4回戦では、相手に押さえ込まれ2本奪取された。
Dコートでは光武と新垣が出場。光武は1、2回戦を不戦勝で次に進むも、0-2で3回戦敗退となった。新垣は気迫のこもった格闘で快進撃を見せた。1回戦を1-0で突破すると、2、3,4回戦も自分のプレイスタイルに持ち込み、相手選手を下す。準々決勝は籠谷(関大)との対戦。ここでは面突きで1本先制すると、次も足をかけて敵選手の体勢を崩し、面突きで2本目を奪取した。勝利への強い執念を光らせ、迎えた準決勝。「自分が絶対1番だという気持ちだった」(新垣)。言葉通り、闘志を燃やし1本を先制する。その後激闘を繰り広げるも1本奪取される。1-1で判定負けとなり、決勝進出には至らなかった。それでも、見事3位入賞を果たし、その強さを見せつけた。
個人選手権を終え、来月には最大の照準である全日本団体戦が控えている。そこで悲願のベスト8超えを果たすべく、練習に励む。(中田悠里)