
第28回西日本学生拳法選手権大会
4月29日、Asueアリーナ大阪で第28回西日本学生拳法選手権大会が行われた。同志社からは男子と女子A、Bが出場。男子はベスト4入りを果たした。

大会開始と同時に始まった男子1部予選リーグ戦。男子の試合は3分間2本勝負の7人(先鋒、次鋒、三峰、中堅、三将、副将、大将)追い抜き形式で行われた。1回戦は立命大と対戦。先鋒の松尾(スポ4)が2勝をあげるものの、足立(ILA3)が倒れる。しかし、光武(スポ4)が1勝、河野(社4)が2勝、武重(法4)が1勝1分けで勝負を決めた。5人で7人を抜き、予選リーグ突破に向けて幸先の良いスタートを切った。
2回戦の相手は大阪公立大。先鋒のルーキー吉岡(スポ1)が驚異の3人抜きを達成すると、松尾が2勝1分けでつなぐ。三峰の河野は敗北するが、西村(商2)が積極的な攻撃で白星をあげた。立命大に続き大阪公立大にも勝利し、見事決勝トーナメント進出を決めた。

続いて行われた女子トーナメント。女子は3人(先鋒、中堅、大将)がそれぞれ戦い、2勝を挙げた方が勝ちとなる。同志社からはAチーム、Bチームの2チームが出場した。
女子Aチームは大阪公立大と対戦した。先鋒の和田愛(神1)が不戦勝で1勝するものの、中堅の近藤(同女3)、大将の北岸(GR4)が敗北し、Aチームは初戦敗退となった。

女子Bチームは関学大と対戦。先鋒の岡(経2)、中堅の和田詩(同女3)、大将の廣井(商3)が続けて倒され、無念の敗退となった。
女子トーナメント後、行われた男子1部決勝トーナメント。準決勝は関大と対峙した。先鋒の西村が1勝し好スタートを切ったものの、相手の次鋒に4人抜きをくらう。三将の光武が引き分け、流れを止めたが副将の河野も敗北した。大将の鎮西(法4)が一勝をあげ一矢報いたが、最後は面突き2本を奪われ試合終了。強敵関大に敗北を喫し、同志社は3位決定戦に回った。
3位決定戦の相手は大商大。なんとしても勝利をつかみたいところだったが、林(ILA2)、足立、吉岡が続けて倒れる。中堅の西村、三将の河野が1勝を奪うものの副将の武重が敗北し、大将の鎮西が大商大の三峰と相まみえた。「みんなの声援で最後まで頑張ろうと思った」(鎮西)。三峰、中堅、三将を次々と倒し、大健闘。最後は相手の副将に2本取られたものの、意地をみせた。

主将の湊本(商4)がけがで欠場する中、ベスト4に名前を刻んだ同志社。「悔しい気持ちもあるのでそれをバネにしてこれからもっと強くなりたい」(湊本)。個々が課題に向き合い、さらなる高みを目指して精進する。(若松晏衣)