第40回全日本学生拳法個人選手権大会
10月26日、名古屋市パロマ瑞穂アリーナ(愛知県)において第40回全日本学生個人選手権大会が行われた。同志社からは男子の部に湊本(商4)、鎮西(法4)、河野(社4)、武重(法4)、西村(商2)、三宅(スポ2)、吉岡(スポ1)が、女子の部に北岸(GR4)、廣井(商3)、近藤(同女3)、和田詩(同女3)、中野(スポ2)、岡(経2)、和田愛(神1)、中川(商1)が出場。各々が自身の持ち味を発揮し、王座を目指して戦った。
男子の部では三宅、吉岡が1回戦敗退、武重、河野が2回戦敗退、湊本は3回戦敗退となる。強者を前に惜しくも敗北を喫する中、健闘をみせたのが鎮西と西村。

鎮西は初戦から本領を発揮した。相手を豪快に投げ倒すと、突きを決める。格上の実力者を次々に下し、順調にトーナメントを勝ち進んだ。「2、3回戦と良い内容で勝てた」(鎮西)。山場となったのは4回戦。明治大の強豪と相まみえた。慎重に様子をうかがうも、面蹴り、面突きを立て続けに決められる。奮闘するもここで無念の敗退となった。

一方の西村は積極的な攻撃で相手を圧倒する。相手に反撃の機会を与えず、勝ち進んだ。迎えた4回戦。互いに探り合う中、一瞬の隙をつかれ胴突きを浴びる。後がなくなり、果敢に攻め込むが一本が出ず、敗退した。

女子の部では8名が出場。中川、和田詩、廣井、岡は1回戦敗退、中野は2回戦敗退、北岸、近藤は3回戦敗退となる。ライバルたちとしのぎを削った中、特に和田愛の活躍が光った。「自分が楽しい拳法ができた」(和田愛)。2回戦では素早い攻撃で面突きを奪い、優勢勝ちを収める。勢いそのままに挑んだ3回戦では、相手をパワーで圧倒し胴突きで一本。さらに面突きを決め、次戦へ駒を進めた。しかし、4回戦は苦戦を強いられる。試合序盤、攻め切ることができない。試合終了直前に相手を押し倒すも一本を奪えなかった。決着がつかず、勝敗は判定に委ねられる。結果は1-2で判定負け。ベスト8で今大会を終えた。

次なる戦いは12月7日に行われる全日本インカレの団体戦。「先輩たちが何年も連続でベスト8なので、それを壊していけるように頑張りたい」(湊本)。近年超えることができていない全国ベスト8の壁を打ち破るべく、闘志を燃やす。(文責・若松晏衣、阿部茉結子、撮影・阿部茉結子)