12月11日に第73回全日本学生拳法選手権大会が大阪府立体育館にて開催された。同志社からは男子団体に横橋(経3)新垣(商3)石原(理工2)中森(文情2)山中(理工3)山澄(経2)湊本(商1)女子団体にソ・ジョンビン(GC3)北岸(GR1)が出場した。男子団体、3回戦敗退で、ベスト8という成績を残した。
男子団体初戦は立教大との対戦。先鋒・湊本から繰り出される力強い突きにより同志社はリードをとった。最後のターン、大将横橋による接戦が繰り広げられた。両者とも粘り続け最終引き分け。同志社4勝2敗1引き分けで1回戦勝利し、二回戦へと駒を進めた。
立大との2回戦が始まった。1回戦の勢いそのまま湊本が先制点を奪った。続く次鋒石原も1本を獲得し、時間切れで勝利。中堅・新垣が安定したプレーを見せ、相手を押さえ込み、2本とも胴に突きを決める。中森と山澄は惜しくも引き分けとなったが、それぞれ冷静な判断で1本を獲得した。結果は、同志社が3勝2敗2引き分けで勝利した。
続いた3回戦。挑むのは、大商大だ。相手の圧倒的な実力で、1本の突きも奪えず先鋒、次鋒と次々に倒される。しかし、新垣が強さを見せ、2-0で勝利。その勢いを繋げたいところではあったが副将、大将と黒星が続き、同志社は敗北。「3年連続大商大に負けたので何か変えないといけない」(横橋)三回戦敗退でベスト8という結果に終わった。
女子団体では、愛知学院大との1回戦が始まった。我慢強さを見せ、最後の1秒まで諦めずに戦うも、時間切れ。続く北岸も、面突きを交わせず0-2で敗北。初戦敗退となった。
男子団体ベスト8の壁を越えることができず、悔しさを見せた。しかし、4回生のいない中、伸び代を見せ来年へと弾みをつけた。「あと少し経験値やちょっとしたコツとかで全然勝てるようになっていくので、来年楽しみです」と新垣は語った。「来年は最低ベスト4」と意気込みをみせた主将・横橋。来年が引退となる彼らの挑戦はまだまだ終わらない。
【撮影・中田悠里 文責・大久保りんか】