應援団
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【應援團】華麗な演技見せるも課題残る

 6月5日、丸善インテックアリーナ(大阪府)にて関西チアリーディング大会が行われた。「感謝の気持ちを忘れずに自分たちの中でできるベストを出し切って、減点のないノーミスでクリーンな演技にしたい」(富田・スポ3)。技の難易度だけではなく協調性や連続性なども評価されるチアリーディング。練習では新たに挑戦した技を取り入れた反面、怪我人が多く出てしまったことやノーミスを出すまでに時間を要した。しかし妥協をすることはなく、ダンス経験者が多いことを武器にダンスやモーションなどの平場に力を入れ、練習に励んだ。

 本番当日、同志社エンジェルスが青マットに足を踏み入れ、会場は応援の手拍子が響く。緊張感が高まる中、心を一つに演技に臨む。

センターでエックスアウトのトス技を決める

 1曲目が始まり、フリップとエックスアウトのトス技を華麗に決める。タンブリングでは次々にロンバクやロン宙を決めるが、スイッチでは4機すべて成功させることができない。1曲目ラストでは2-2-3の3トップに続く大技だが、失敗に終わり2トップで1曲目を終えた。

2トップで1曲目を終える

 続いてコールでは指先まで意識したモーションで迫力のある表情を見せた。クリーンな演技を意識し1-1-1のトスアップを成功させる。強みであるダンスでは協調性を意識しつつ大きくフォーメーションを変え一体感を演出。一つひとつの技を丁寧にこなし、笑顔を見せて2分半の演技が終幕した。

細部までこだわったモーション
笑顔でコールをするエンジェルス

 本番を振り返り、「自分たちのベストを出すことができず悔いの残る演技となったが、失敗してからの切り替えはできていた」(富田)と評価するとともに課題も残った。8月に行われるJAPANCUPにむけ、難易度をさらに高めると意気込む。決勝に進むことができなかった昨年の大会。去年のエンジェルスを超えるべく、決勝進出を目標に掲げさらに前進する。(長瀬来瞳)

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