5月5日、宝ヶ池公園球技場(京都府)で新入生歓迎試合が行われた。龍谷大の1年生と対戦した同志社は42-14で勝利。終始主導権を握り続け、6トライを挙げる猛攻をみせつけ圧勝した。
全員が1年生というフレッシュなメンバーで行われた今試合。開始6分、上嶋(スポ1)がキックカウンターからゲインで敵陣に攻め込むとファイアラガ(社1)にパスをつなぎ、前進する。フェーズを重ね、パスを受け取った仲村(法1)がトライ。先制点を挙げた(7-0)。
その後も龍谷大の堅いディフェンスに果敢に立ち向かう。同11分、龍谷大の反則からラインアウトを獲得すると瀧川(法1)、西川(社1)、森岡(商1)の3人でパスをつなぎ、トライを決めた(14-0)。
勢いを止めることなく同16分には敵陣5㍍付近のラインアウトを成功させ、モールを押し込んでトライ(21-0)。FW陣も健闘し、チームの勝利に貢献した。
同24分、またも上嶋が相手の防御線を破り、同志社に流れを引き寄せる。パスを受け取った瀧川がステップで相手を引き付け、森岡へラストパス。そのままインゴールに飛び込み追加点を奪った(28-0)。チームテーマであったパッションを体現し、28-0で前半を折り返した。
後半開始早々、ブレークダウンでボールを奪い、攻守を逆転させると最後は上嶋が力強いランでディフェンスを振り切り、後半初得点(35-0)。「自分にボールが回ってくる機会が多くて、強いキャリー、アタックができた」(上嶋)。前半に引き続き、力強いプレーで頭角を現した。
しかし、龍谷大も反撃を見せる。同10分、同志社の反則が重なり、トライを献上(35-7)。痛恨の失点を許した。
それでも同18分、龍谷大のラインアウトをスチールすると、敵陣でフェーズを重ね瀧川が巧みなステップで田中心(法1)へボールを回す。左大外を駆け抜け、グラウンディング(42-7)。その後1トライを失ったが、最後まで勇敢に戦い抜き、42-14で試合が終了した。
「(今後も)1年生だからと遠慮するのではなく、自分のストロングポイントを生かしてガツガツ行きたい」(上嶋)。今試合が大学入学後初試合となったメンバーも多数いた中で迷わず立ち向かった1年生。紺グレジャージを見据え、チームの新戦力となるべく切磋琢磨(せっさたくま)し日々の練習に励む。(文責:俣野百香、撮影:平沼栞、渡邉柚果、浅川明日香、早川京)