ラグビー部
HEADLINE

【ラグビー部】定期戦で実力見せつけた

 5月21日、スピアーズえどりくフィールド(東京都)で、第75回100周年記念定期戦が行われた。同志社は立大と対戦し、54-19で大差をつけて勝利を収めた。

 昨年に引き続き立大から白星を奪うべく臨んだ今試合。同志社から盾が返還されると、両校の選手たちは闘志をたぎらせた。

ボールをキャリーする嘉納(スポ4)

 開始早々試合は動いた。前半4分、セットプレーを起点に敵陣5㍍付近に侵攻すると、LO寺北(スポ3)がゴール中央へ。先制トライに会場が沸く中、SO嘉納がコンバージョンを成功。一気に試合の流れを引き寄せた(7-0)。同10分、敵陣22㍍ラインまで近づくと、SO嘉納が右前に絶妙なキックパス。すかさずWTB福田(理工4)がボールをキャッチすると、右大外へ走り抜け、息の合った連携で流れるようなトライを決めた(14-0)。

 点差を守りたいところだが、同18分には数的不利な状況につけ込まれ、トライを献上(14-7)。しかし同22分に敵陣10㍍からWTB桃田(商2)が抜け出し、インゴールへねじ込んで失点を取り返した。同27分、立大の反則からラインアウトを獲得するも、ノットストレートでターンオーバー。終始自陣深くで試合が展開し、追加点を奪われた(21-12)。さらに同38分には、自陣22㍍付近で立大のラインアウトが成功。その後、同志社の反則から自陣5㍍でのラインアウトを許し、モールでインゴールへ攻め込まれる。前に出る攻めのディフェンスも機能せず、21-19で試合を折り返した。

トライを決めた桃田
抜け出す山本敦(社4)

 2点差に迫られ、巻き返しを図りたい後半戦。開始3分、いきなり同志社が試合を動かした。SO嘉納からFB芦塚(社4)にパスがつながると、SH福岡(スポ4)にボールが回りトライ。後半でも先制トライを挙げ、幸先の良い滑り出しを見せた(28-19)。同5分、まだ同志社の勢いは止まらない。FL奥平(法3)のトライを皮切りに(33-19)、同12分、16分にもトライを量産し、立大を完全に引き離した(47-19)。このまま試合終了かと思われたが、同22分、再び同志社が魅せる。「常に裏のスペースが空いていたのでそこに蹴ってもらうことを意識した」(福田・理工4)。キックパスを受け取ったWTB福田がインゴールへ(54-19)。試合終盤、自陣5㍍まで攻め込まれ窮地に陥るも、相手の反則からボールをフィールド外へ蹴り出しノーサイド。後半は立大に得点を与えることなく、5トライを挙げる猛攻で試合を締めくくった。

ラインアウトを成功させる同志社
活躍を見せた福岡

 「前半のペナルティーの多さはチームとしての課題」(奥平)。「discipline」をテーマに掲げたものの、前半に反則から失点を重ね、自らピンチを招く展開が見られた。しかし、80分の中で課題を修正し、大量得点で白星を挙げたことは大きな収穫だ。関西制覇に向け重要な試合が続くが、今試合で得た成果を自信に貪欲に勝利を狙う。(文責・小野理紗、撮影・勝部健人、西田雄哉)

ページ上部へ