ラグビー部
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【ラグビー部】後半無失点で真価示す

第99回定期戦

 11月3日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)で第99回定期戦が行われた。同志社は京大と対戦し53―5で勝利を収めた。

(左から)トライ後喜ぶ山中(スポ3)・楠本(社4)

 今年で99回目を迎える京大との伝統の一戦。整列し同志社から盾が返還されると両者は勝利への熱い闘志を燃やし試合に挑んだ。
 前半3分、反則から自陣ゴールライン前でラインアウトのピンチを迎える。モールで押されるもターンオーバーし、難を逃れた。次に試合が動いたのは同15分。京大の反則からチャンスが訪れた同志社はPG(ペナルティーゴール)を選択。廣岡(法4)から放たれたボールはゴールポストに吸い込まれ、先制点を獲得した(3―0)。しかし同17分、ターンオーバーを許し、オフロードパスをつながれると、そのまま左中央に抜けられトライを許す。(3―5)。その後何度も好機をつかみきれずトライを奪えない時間が続いた。しかし、同35分に右側から左へパスを展開し天野(心理4)がグラウディング。廣岡がコンバージョンキックを決め、10―5とリードした。「チームでつないだパスを最後まで持っていけたところで決定力があった」(天野)。同42分には天野がトライでさらに点差を広げ、15―5で前半を折り返した。

突破する福田(理工4)

 リードを広げたい後半戦。「フィジカルの部分では(同志社が)勝っていた」(廣岡)。着実に防御網を突破すると敵陣深くに切り込む。ゴールライン前でのラインアウトを起点に中谷(法4)が追加点を決めた(22―5)。同18分には、京大のラインアウトのこぼれ球をとり、松尾(ILA)がポスト中央にトライ。「キャプテンらしい背中で語れたプレーができた」(松尾)と自身のプレーに手応えをつかんだ。その後も同志社の猛攻は止まらず、トライを量産し京大を大きく引き離す。試合終了間際の同40分にも京大の反則から敵陣10㍍付近でスクラムを組むと、強靭(きょうじん)なフィジカルで密集戦を制した。空いたスペースにパスを回すと、最後は河岸(文情3)がフィニッシュ。後半を無失点に抑え、53―5で試合が終了した。

コンバージョンキックを放つ天野

 4年生が主体となって戦った今試合。前半は好機を生かせず自らピンチを招く結果となったが、課題としてでた規律を見直し主導権を取り戻す。後半は6トライを挙げる猛攻を見せ、京大に得点を与えることを許さなかった。「一人ひとりが責任を持ちながらラグビーをすること」をゲームテーマに掲げ、今週控える天理大戦につながる試合を展開。今試合で得た収穫を自信に変え、残り少ないシーズンを全力で駆け抜けろ。【文責・渡邉柚果、撮影・勝部健人、早川京、平沼栞、湊結子】

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