ラグビー部
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【ラグビー部】15人制の初戦も立命大に敗北

第20回亀岡市ラグビー祭

1.前田(スポ2)2.荒川駿(法2)3.土井(社4)4.寺北(スポ4)5.木村圭(政策4)

6.山中(スポ4)7.永住(スポ4)8.林(スポ3)9.廣末(心理2)10.大島(スポ3)

11.下平(経2)12.ファイアラガ(社2)13.立川(社3)14.岩本(社3)15.村岡(文情4)

Re16.末次(法2)17.小西(法3)18.上野(商4)19.柏村(社2)20.久保(社4)

21.鈴木(政策4)22.池上(神4)23.野村(スポ4)24.上嶋(スポ2)25.中村大(経3)

4月28日、サンガスタジアム by KYOCERA(京都府)で行われた第20回亀岡市ラグビー祭。立命大と対戦した同志社は17‐47で敗北した。

ボールをキャリーする林

寺北組の初陣を一目見ようと多くの観客が詰めかけた対立命大戦。「今までやってきたことを80分間で出し切る」(寺北)と昨秋の雪辱を果たすべく挑んだ。

前半、立命大の堅いディフェンスに阻まれ、敵陣深くまで攻め込むことができず時間が経過。立命大の勢いのあるファーストタックルを喰らう場面が多かった。試合が動いたのは同15分、オフロードパスをつないだ立命大にビッグゲインを許し、そのまま先制トライを献上した(0‐7)。

悪い流れを断ち切りたい同志社は敵陣でのプレーを展開。「個人の責任がまだまだだった」(永住)。敵陣5㍍まで攻め込むも、セットプレーでのミスが目立ち、幾度も決定打を欠いた。

その後も主導権を握られ、ゴールラインが遠ざかる。DFラインの隙を突かれ、左大外に被トライ(0-14)。さらに立命大の勢いのあるタックルを止めきれず、立て続けにトライを許した(0-21)。

しかし、残り時間約1分で立命大の反則を獲得。大差をつけられている中、PGを選択し大島が決め切ると後半戦に望みをつなげた(3-21)。

後がない状況で迎えた後半戦。開始3分、モールで押されタッチライン際に抑えられる。「後半、最初のスコアを取られ相手にペースをずっと握られてしまった」(村岡)。開始早々あっけなく失点した。

しかし14分、険悪な雰囲気を断ち切った。DFラインを破った大島が複数の敵を交わしそのままトライ(10-28)。初得点を挙げ会場を沸かせた。

インゴールへ走る大島

さらに20分、大島が相手の裏をつくキックパス。「岩本はコンテスト(ハイボールキャッチ)にすごく長けているので信頼して蹴った」(大島)。オーバーボールになるかと思われたが、岩本がコートに留めると最後は村岡が中央にトライ(17-35)。華麗な連携プレーを繰り広げ、待望の追加点を得た。

だが流れに乗り切れない。残り5分で追加のトライを献上。後半追い上げを見せたが点差は縮まることなく、17-47で試合が終了した。

ディフェンスを振り切るファイアラガ

80分間全力を出したが、初陣を飾れなかった紺グレ。今年度監督に就任した酒井HCは「一対一で負けている部分があった」と振り返る。同志社ラグビー祭を挟み2週間後、昨年は準優勝を飾った春リーグ1戦目を迎える。「チーム全員で高め合っていきたい」(寺北)。今試合で得た収穫を糧に同志社の意地を見せてほしい。

(文責・湊結子、撮影・浅川明日香、勝部健人)

【試合後のコメント】

○キャプテン:寺北

ーー今日の総括

走れていたっていうところはすごい全員昨日の試合も含めて感じている部分だと思うんで。あとはもう取り切るところというか、ミスとかもすごいあったので、そういうラグビー的な部分をもっともっと詰めていかないと秋に絶対勝てないので、土台という部分、走るっていう部分では ある程度はできたかなっていう実感はあるんで、そこからもっと積み上げていきたいなと思います。

ーーセットプレーの完成度はいかがでしたか?

スクラムに関してはペナルティー取ったり取られたりだったんですけど、手応えとしても悪くなかったんで。あとはレフェリーとコミュニケーションを取ったりとか、細かい部分だと思うので、そこに関してはまあまあ良い手応えはFW全員としてはあるんじゃないかなっていう風に思います。

ーー春シーズンのテーマをお願いします。

春シーズンも本当にやっていることに対して来週からゴールデンウィークでまた合宿も始まるので、チーム一丸となって。メンバーもおそらく次の試合に向けてもまた変わるところもあると思いますし、そういった部分でチーム全員で高め合っていけたらなっていう風に思います。

○村岡

ーー今日のゲームテーマをお願いします

泥臭くやっていくっていう、決めている部分があるので、そこの今まで走ったり当たったりしてきた部分をしっかりとグラウンドで出していくってところがテーマでした。

ーーBK全体のプレーを振り返ってお願いします

BKはアタックの時は スペースにいいアタックもできていたんで良かったんですけど、ディフェンスのところでやっぱりセットプレーから何個か崩されてリズム乗られてたことがあったので、そこは課題かなという風に思います。あとはボールの動かし方とか、やっぱりそういう組織的な部分をBKがFWにやっぱり伝えないといけないんで、そういったところの部分をもっとみんなで考えながらやっていきたいなと思います。

○酒井優HC

ーー今日の総括をお願いします

もう見ての通り残念な結果なんですけれども、 チームとしてやっぱり今日だけじゃなくて、昨日のBCの試合もあったんですけど、 みんな80分間やって、そのしんどい中でどんなことができるかっていうのが1番やりたかった。そこは一生懸命やってくれてたっていうところは評価できる。ただ、個々にまだまだコンタクトも負けてますし、負けてるところはもう真摯(しんし)に受け止めようと思います。

ーー80分間通して選手の交代が最後に1回だけだったと思うのですが、なにか意図はありますか?

ラグビーはまず80分間でやるということと、1番我々この春からやってきたフィットネスとか、いわゆるしんどい状況の中でどんなことができるかっていうことをコンセプトに練習していますので、それがしんどいから疲れてるから変わってしまったら、それができないので、春のシーズンだからこそできる、80分間やる中でどんなことができるんやろう、きつい中でどうなるんだろうっていうのを見たいっていうのが1番の狙いです。

ーー同志社ラグビー祭をはさんで、春季トーナメント戦が始まりますが、どのような部分が鍵を握ると思われますか?

今日負けたところです。本当にもう1回ちょっと鍛え直して、強く行くところと2人目のサポート、2人目のタックル、そこからはもうちょっと個人からチームになってくると思います。今やっているフットネスとかトレーニングっていうのは個人やったんですけど、チーム力っていうのを上げていくっていうのが鍵になると思います。

ーー今後に向けた意気込みをお願いします

昨年8位最下位のチームで、もちろん謙虚にやりながら、本当にチャレンジしたいなと。1個1個やってみたい。きつい中でどんなことができるのか。もうラグビーというよりかは、ORIGINっていうスローガンをみんなが掲げてくれてるんですけど、1人1人がそういう原点回帰できるかどうか、そこにこだわっていきたいと思います。

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