ラグビー部
HEADLINE

【ラグビー部】京大に勝利するも、秋開幕に向け不安材料残す

第100回定期戦

1.潰田(経4)2.齋藤剛(法1)3.上野(商4)4.山田(法3)5守本(商2)

6.荒川虎(商3)7.永住(スポ4)8.新井(スポ3)9.川端(スポ4)10.熊野(商3)

11.横畠(法4)12野村(スポ4)13. 塩尻(法4) 14.堀部(政策4)15.中村壮(経2)

Re. 16.河岸(文情4)17.李(法1)18.高瀬(法1)19.北堀(文情3)20.丹羽(スポ1)

21.池上(神4)22.末松(経2)23.中堂(商4)

 9月8日、京都大学宇治グラウンドで京大との第100回定期戦が行われた。好機を生かせず、苦しい展開が続くも35-12で勝ち切った。

ボールをキャリーする新井

 快晴の中、同志社のキックオフで試合が開始された。前半15分、新井がビックゲインし、熊野にラストパス。そのままフィニッシュし、先制点を獲得した(7-0)。その2分後、京大のラインアウトボールをスティールし、そのまま敵陣深くに攻め込む。「ライン際で1対1を勝って取り切ることが自分の強みなので、そこを体現できたのはすごく良かった」(横畠)。横畠が左大外を抜け、トライを決めた(14-0)。

ゲインする横畠

 しかし、ここで京大の反撃を食らう。同23分、自陣22㍍で京大がラインアウトを成功させ、自陣ゴールライン前まで攻め込まれる。同24分、モールからボールを持ち出され、トライを献上した(14-5)。 

相手を翻弄(ほんろう)する野村

 9点リードで迎えた後半。同11分、同志社のスクラムで相手の反則を誘発し、クイックスタートで再開する。「(永住)たけるさんがビッグチャンスをつくってくれたので、一気にギア上げて狙いに行けた」(新井)。永住から新井へパスが通り、追加点を挙げた(21-5)。だが、再び京大の攻撃を受ける。約3分に渡るゴールライン際での攻防戦の末、同21分に守備の隙を突かれインゴールへの侵入を許した(21-12)。何とか点差を広げたい同志社。同29分、中村壮のキックパスを中堂がキャッチし、ビッグゲイン。ラストパスを受け取った熊野がインゴールに飛び込んだ(28-12)。さらに試合終了間際に敵陣ゴールライン前でラインアウトを手堅く成功させ、河岸がフィニッシュ。35-12で試合は終了し、記念すべき100回目の定期戦を白星で飾った。

ボールを運ぶ中堂

 「勝ったことは良かったが、ミスが多く反省の多い試合だった」(永住)。敵陣ゴールライン前で決め切れない場面や全員の連係が取れず攻め込めない場面があったと反省点を示した。2週間後に控える秋季リーグの開幕戦に向け、今回露呈した課題の修正を図る。(文責・岡本和香、撮影・湊結子、河村柚希)

○ゲームキャプテン:永住(FL)

ーー今日の総括

勝てたことは良かったんですけど、内容では負けてもおかしくないぐらいのミスの数であったりとか、個人の判断のミスがあったりしたので、本当に反省の多い試合だったと思います。

ーー課題点について

敵陣ゴールライン前のところで最後取り切って終われないところだったり、スペースに運べば取れるところを無理に行ってそこで詰まってしまったりとか、チャンスがあるところに対してそこに気づいて全員で運んでいくってことはできていなかったので、そこが改善点だと思います。

○横畠(WTB)

ーーゲームプラン

今回、同志社の強みはセットプレーって言っていたので、FWが中心となってスクラムであったりラインアウトであったり、その部分でアタックでもディフェンスでも圧力をかけて、自分たちの流れに持っていこうっていう話をしていました。

ーーラストシーズンにかける思い

チームとしても去年の関西1位の京産大さんと1試合目なので、そこでしっかり勝って流れをつくっていくのも大事ですし、僕自身ももっとボールタッチとか積極的にアタックに参加して、自分自身の強みをもっともっと出していけるように頑張っていきたいです。

○新井(NO8)

ーー今日の総括

今日は京大さんがすごくディフェンスがいいチームだったので、自分たちのアタックで敵陣の深くまで攻め込めるんですけど、ゴール前とかでミスが起きたり、京大さんのすごいディフェンスのプレッシャーに押された部分があって、トライを取りきれなかったっていうところがあって、結果的には勝てたんですけど、もっと点を取れたのかなと思います。

ーーセットプレーの完成度

スクラム、ラインアウトともにものすごく良くて、相手のボールもスティールできたり、自分たちのラインアウトに関してはほとんど成功していましたし、ただ、モールの部分で相手に押し切られてトライを取られた部分があったので、ディフェンスのところはもう少しやっていきたいなと思います。

○中尾総監督

ーー今日の総括

非常に暑い中やったけど、ちょっとミスも多くて、トライを取れるところを取れなかった部分があったりして、京大さんの良いディフェンスで勉強させられた部分もあるけど、後半最後にトライを取って締めてくれたので、暑い中良くやってくれたかなって感じです。

○酒井HC

ーー今日の総括

毎年ですけど、やっぱり京都大学さんの素晴らしいディフェンスをこの定期戦で同志社は経験させていただいているので、そういった意味では素晴らしい相手とまずできたな。その中で、もちろん苦しい時間帯も多かったですけど、スコアは勝てたということでそこの部分に関しては良かったなと思います。

ページ上部へ