ラグビー部
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【ラグビー部】大量失点喫し、初陣飾れず

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ

【本日のスタメン】

1.小西(法3)2.荒川駿(法2)3.三輪(法3)4.寺北(スポ4)5.木村圭(政策4)
6.鈴木崇(政策4)7.山中(スポ4)8.久保(社4)9.藤田海(商4)10.大島(スポ3)
11.山本(スポ4)12.田中勘(法4)13.森岡(商2)14.岩本(社3)15.江口(社4)
Re16.長島(スポ3)17.潰田(経4) 18.上野(商4)19.柏村(社2)20.中谷(法1)
21.石田(法3)22.瀧川(法2)23.立川(社3)

 9月22日、2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグが東花園ラグビー場第一グラウンド(大阪府)で行われた。京産大と対戦した同志社は24-97で大敗を喫した。

落ち込む選手たち

 関西優勝4連覇がかかった京産大と最下位から下剋上を図る同志社との秋リーグ開幕戦。「今日は自分たちが開幕戦に向けて準備してきたものを全て出し切る。1人1人ジャージを着る責任を持って勝ちにつなげたい」と藤田海が意気込みを見せる。夏合宿で大きく成長を遂げた両校の戦いを一目見ようと、悪天候の中多くの観客が会場に詰めかけた。

 開始1分、大島のハイパントキックから相手の反則を誘発し、PG(ペナルティゴール)を選択。先制点を挙げげるも、その後は流れをつかむことができなかった。強固なフィジカルを武器とする京産大にスクラムで圧倒されあっけなく失点。「スクラムで自滅してしまった」(久保)。さらに同9分、同志社の規律の乱れから相手に好機を与える。「ペナルティーは絶対にできないって試合前からずっと言ってたのに、結構ペナルティーをしてしまった」(山本)。そのままモールで押し込まれる流れの失点が相次いだ(3-17)。

相手選手を振り払う柏村


 同20分、キック合戦で優勢に立ち敵陣10㍍まで攻め込むも、ターンオーバーを許す。点差が徐々に開き、暗雲が立ち込める展開へ。その後もモールで押し込まれる形の失点が続き、自陣でのプレーを強いられた。
 前半終了間際、京産大の反則からマイボールラインアウトを獲得。チャンスが到来したものの、パスはつながらず決定打を欠いた。「自分たちがペナルティーをして陣地を取られて、相手の強みであるモールのセットプレーで何本も取られてしまった」(藤田海)。6連続トライを許しノートライのまま、前半を終えた(3-41)。

ボールをキャリーする岩本

 なんとしても点差を縮めるべく迎えた後半戦。後半3分、ロングパスを成功させた京産大にあっけなくトライを献上(3-48)。さらにハーフウェイラインからオフロードパスをつながれ、そのまま追加点を許す。突破力のある相手選手に苦戦し、思うような対応ができなかった。「前半の修正ができないまま、ずるずる自滅してしまった」(石田)。その後もレッドゾーンでのプレーが続いた。
 後半21分、相手の反則からチャンスが舞い込む。ラインアウトから力技で押し込み、長島が待望の今節初トライ(10-69)。「モールアタックに関しては勝っていた。自分たちのやってきたことをしっかり出してトライまでつなげることができた」(長島)と振り返った。同35分、モールでゴールラインまでボールを運び、最後は石田がインゴールへ(24-83)。試合終盤はかろうじて追加点を獲得できた。
 「後半はキャプテン寺北が負傷したんですけど、 非常に前向きにやっていた」(酒井HC)。一矢報いる場面も見られたが、点差は開いたまま時計の針は進んだ。最後は相手トライのホイッスルで試合が終了(24-97)。終始主導権を握ったのは赤紺ジャージーだった。

相手にしがみつく大島

  関西大学Aリーグ史上最大の点差となり、初陣を飾れなかった紺グレ。「セットプレーの部分は結構こだわってやってきたつもりではいたんですけど、まだまだ足りなかった」(長島)。関西王者の壁はやはり高かった。これから先は天理大、関学大、と昨年上位校との戦いが控えている。「あと6回試合は続くので、大差で負けたけど前向くことが大事」(岩本)。次戦こそは鍛錬の成果を実らせてほしい。
(文責・湊結子、撮影・浅川明日香、早川京)

【試合後のコメント】
〇酒井優HC
一一今日の総括
同志社としては結構誰もサボらんと、しっかり80分間やったなっていう評価はしてます。ただ見ての通りフォワードもそうですし、やっぱり全国ベスト4の大学というだけ差があるっていうことも確かなっていう結果かな思います。

一一同志社Aリーグ史上最大の点差となった原因
本当にフィジカルというか、個々の強さ、それからこんだけミスとかペナルティーがあると、どうしてもこういう点差になってしまうのかなっていうところはありますね。

一一天理戦に向けての意気込み
もうやるしかないので。1戦1戦始まったばっかりですから。残り天理も含めて6戦、ぶれずにやっぱりやりきること。ここだけです。

〇久保(NO8)
ーー総括
去年の最下位からスタート。開幕戦の相手は全国ベスト4の強豪とということで、この一戦にかけて夏は準備してきたんですけど、やっぱり相手の強みであるセットプレーで自分たちが自滅してトライを取られてしまった。そのまま挽回できず圧倒されて負けたっていう形で。あと、相手のブレークダウンの強さだったり、1人1人のフィジカルがトップレベルで。それを初めて痛感して圧倒されて、自分たちでも太刀打ちできなくて、あの結果になったかなと思います。

ーー次戦に向けて意気込み
今回圧倒的に負けてしまったのですけど、もう沈んでる暇はないので。 次の相手も強豪で全国トップ4チームにチャレンジできる機会なので、今回の試合で出た反省する部分はしっかり修正して、通用していた部分は次につなげて、今日よりもいいゲームができるように。自分たちのいい形が出たら勝ちにつながってくると思います。

〇長島(HO)
ーー総括
今日に関してはやっぱり一言で言うと、もうフォワード戦の部分で後手に回って、それがそのままズルズル結果につながったのかなっていう感じです。京産大が得意としているセットプレーの部分で、 ペナルティーをしてしまって、ペナルティーのキックでゴール前まで入られて、モール。そのモールのディフェンスを修正しきれずに、ほとんど全部トライまでつながれたっていうのが点差が開いた要因。

ーー後半から出場した自身の心境
もう点を取る、取り続けるしかないっていう部分は明確だったんで。そこはもうチームとしても、僕個人としても、得点を取るためにプレーしていくっていう部分は、もう全員が思いながら行ってたと思う。

ーー次戦に向けての意気込み
次戦は京産大戦より準備期間は短くなるんですけど、その中でどれだけいい準備して、自分たち、相手にフォーカスしてやっていくか。そこの準備をしっかりできれば、もちろん勝てる可能性はどんどん上がっていくのかなっていう風に思って、その準備をしっかりやっていきたいと思う。

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