ラグビー部
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【ラグビー部】立命大相手に逆転勝ちを収める

第21回亀岡市ラグビー祭

【本日のスタメン】

1.前田(スポ3)2.荒川駿(法3)3.三輪(法4)4.柏村(社3)5.林慶(スポ4)6.船井(社2)7.土肥祥(法4)8.山﨑周(社2)9.石黒(商2)10.大島(スポ4)11.上嶋(スポ3)12.立川(社4)13.森岡(商3)14.ファイアガラ(社3)15.中村大(経4)

 4月27日、京都スタジアムで第21回亀岡市ラグビー祭が開催された。今シーズン初の15人体制で行われた今回の一戦。同志社は立命大相手に42-31で勝利を収めた。

得点を喜ぶ左から森岡、土肥祥

 多くの観衆の声援が飛び交う中、立命大のキックオフで試合がスタートした。試合開始早々、立命大の反則を誘発しマイボールラインアウトを獲得。好発進を遂げたように見えたが、前半2分にキック処理に手こずり自陣でのプレーを余儀なくされる。その後も幾度となくフェーズを重ねられ、自陣から抜け出せない状況が続いた。すると前半8分、立命大にモールを形成され強靭(きょうじん)なフィジカルに耐え切れず、先制点を献上(0-5)。しかし「アタックを敵陣から取って返ることが出来た」(上嶋)と上嶋が密集から抜け出しゲインラインを突破。右タッチライン際を駆け上がり、ラストパスを受け取った森岡が同11分にインゴールに飛び込んだ(7-5)。このまま流れをつかみ取りたい同志社だったが、試合中盤に連続で反則を犯し自陣への侵入を許す。同22分、またもトライライン前でモールを形成されると肉弾戦に押し負け被トライ(7-10)。またもや相手の背中を追いかける展開となった。しかしここで相手トライライン前にてラインアウトのチャンスを迎えると、前田が意地を見せトライを奪取した(12-10)。個々のハードワークが光った前半戦だったが、その後密集戦で受け手に周り2トライを献上。「規律のところでペナルティをしてしまって失点が多くなった」(林慶)。主導権を掌握され、14-24で試合を折り返した。

ゲインする上嶋

 10点ビハインドで迎えた後半戦、同志社に追い風が吹きつける。同2分上嶋が緩急をつけたランで相手を翻弄(ほんろう)。林慶が空いたスペースを見逃さず、インゴールに飛び込んだ(21-24)。その後も同志社のチャンスは続く。「ラインアウトでミスを少なくできてよかった」(荒川駿)。その言葉通りラインアウトを成功させると上嶋がディフェンスラインを突破。大島がハイレベルなロングパスでファイアガラにボールを預ける。最後はファイアガラが同11分に相手ディフェンダーを振り切りトライ。完璧な展開ラグビーと大島の難しい位置からのキック成功に観客席は大きな盛り上がりを見せた(28-24)。しかし同15分にインゴールへの侵入を許し、3点を先行される。「ディフェンスでしっかり前に出ることが出来た」(荒川駿)。リードを許してもなお堅守を徹底し攻撃の芽を摘み、着実に敵陣深くに攻め込み続けた紺グレ戦士たち。激しい肉弾戦が繰り広げられ、手に汗握る攻防戦が展開された。終盤戦に差し掛かった同35分、立命大のミスからマイボールを獲得。「皆が繋いできたボールを最後自分がトライすることが出来た」(森岡)。ギャップをすり抜けたファイアガラのパスを預かった森岡が決勝トライを演出し、執念の逆転劇を披露した(35-31)。今試合得点源として先頭を走り続けた森岡の活躍でチームのボルテージは一気に最大限まで到達。BK陣がビッグゲインを果たすと、カウンターで起点をつくり敵陣に侵入する。同38分に荒川駿がモールからダメ押しトライで得点を挙げ、42-31と一気に立命大を突き放した。体力的に過酷な後半戦でも、洗練された防御力を披露した同志社。「ディフェンスの部分で全体的に皆の動きが良かった」(永山監督)。最後まで相手に隙を与えずリードを守り切り、11点の差をつけ今試合を制した。

ボールをキャリーするファイアガラ

 「フィジカルの面でも有利に試合を運ぶことが出来た」(森岡)。オフシーズンでフィジカル力の向上に全力を尽くした選手たち。古豪復活へ歩みを進み続けている紺グレだが、西の頂点は未だ高みの奥にそびえている。次戦は同志社ラグビー祭で東の強豪、明大との一戦を控える。「同志社プライドをどこまで突き詰めていけるか」(酒井ヘッドコーチ)。西の雄としての壁を高く築き上げ、矜持(きょうじ)を見せる。(文責・三宅希和、撮影・岡本和香,河村柚希)

果敢に攻める大島

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