ラグビー部
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【ラグビー部】強敵関学大に屈し、春季トーナメント6位で終幕

2025年度 関西大学ラグビー春季トーナメント

【本日のスタメン】

1.前田(スポ3)2.末次(法3)3.林慶(スポ4)4.柏村(社3)5.林道(商2)6.中谷(法2)、7.土肥祥(法4)8.山﨑周(社2)9.田中(法3)10.大島(スポ4)11.上嶋(スポ3)12.立川(社会4)13.ファイアラガ(社3)14.中村大(経4)15.丹羽(法1)

 6月21日、天理親里球技場(奈良県)にて2025年度 関西大学ラグビー春季トーナメント 5.6位決定戦 対関学大戦が行われた。春の最終戦で関学大に果敢に挑むも、規律の乱れが目立ち26-45で敗北を喫した。

ゲインする中村大

 多くの観衆が見守る中、同志社ボールでキックオフ。試合開始早々に得点板が動いた。前半1分に反則を犯すと、自陣深くに攻め入られる。トライライン5㍍付近で激しいモールが展開されると、相手の強靭(きょうじん)なフィジカルに耐え切れず先制点を献上した(0-7)。序盤に奪ったトライを皮切りに、波に乗った関学大。同8分、またもやラインアウトからモールでトライを奪われ連続失点を喫した(0-12)。その後も簡易なミスが募り、着実に自陣を侵食される苦しい戦況に。「相手に乗られて暗くなってしまった」(林慶)。チームに不穏な空気が漂う中、同15分に上嶋が好機を演出する。マイボールラインアウトを獲得すると、丹羽からのラストパスを受け取った上嶋が左大外へグラウンディング(5-12)。持ち前の快走を飛ばし、フィールドを駆け抜けた。しかし同22分、またも1トライを返され徐々にリードが広がる(5-17)。自陣への侵入を許すも、林慶の力強いゲインに会場が沸き上がった。終盤には関学大トライライン前で激しい攻防戦が展開。「きつい段階で、敵陣に入ってトライを取りきることができた」(田中)。全員が固唾をのんで見守る中、ファイアラガが仕掛け田中へラストパス。そのまま同田中がトライゾーンに飛び込み、12-17でハーフタイムを迎えた。

キックをする大島

 5点ビハインドで迎えた後半戦。同3分に独走トライを許し、点差を引き離される(12-24)。何とか関学大の背中を捉えたい同志社は同7分、大島が相手の乱れたディフェンスラインを突破。阿吽(あうん)の呼吸で走りだした中村大が大島からのパスを受け取りトライに成功すると、歓声の渦が巻き起こりスタンドは一体感に包まれた(19-24)。しかし、ここから関学大の猛攻を受ける。膠着(こうちゃく)した展開が続く中、同15分に簡単なミスから被トライ(19-31)。続く同18分にミスマッチを突かれトライを献上すると、13分後にも連続で得点を奪われ26点を先行される。時間が刻一刻と進む中、同41分に敵陣5㍍付近でラインアウトを獲得。「気負わずに投げることができた」(土肥伶・法2)。FW陣がモールで奮迅し、土肥伶が意地のトライを奪取する(26-45)。大島のコンバージョンキックが成功したと同時に、ノーホイッスルの笛が鳴り響いた。

ボールキャリーする西本(社1)

 「接点の場面で引いてしまって、後半に流れをつかまれたのが敗因」(丹羽)。要所の密集戦で圧力を受け、関学大の攻撃にのまれ実力差を痛感した。今回の敗北により、春季トーナメント6位で終幕を迎えた同志社。来週には今季Aチーム最後の試合である立教大との定期戦が控える。「春にやってきたことを活かして、しっかり勝ち切りたい」(林慶)。今シーズンの集大成となる伝統の一戦で、紺グレに栄光の花を咲かせる。(文責・三宅希和、撮影・小野里律子、河村柚希、木田恋菜)

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