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【ラグビー部】関学大の猛攻振り切り、ジュニアリーグ初白星

2025関西大学ジュニアリーグ第2節

【本日のスタメン】
1.小川(スポ4)2.浦松(スポ1)3.高瀬(法2)4.前川(スポ1) 5.山田虎(法4)6.吉岡(経4)7.齋藤柊(商4) 8.荒川虎(商4)9.中嶋(法1) 10.徳山(経2) 11.日下部(商2) 12.多久島(スポ2) 13.趙(法4) 14.川﨑(スポ2)15.山下(法4)

 10月4日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)にて関西大学ジュニアリーグ第2節が行われた。相手は先週行われたAリーグで敗北を喫した関学大。「Aリーグで負けて悔しい気持ちを持ちつつも、リラックスして戦った」(徳山)。ジュニアリーグ初勝利を掴むために健闘し、33-20で勝利を収めた。

モールを組むFW陣

 関学大のキックオフで試合がスタート。試合序盤は防戦一方の状況が続く。関学大の素早いパス回しに翻弄(ほんろう)され、自陣深くに攻め込まれる苦しい展開に。前半14分、関学大のラインアウトから守備の綻びを突かれ先制トライを献上(0-5)。その後も自陣でのプレーを強いられる時間が続くが、同24分に転機が訪れる。齋藤柊が相手のディフェンスラインを突破し右中間にグラウンディング(7-5)。「チーム全員が理想とした形だった」(齋藤柊)。この得点で流れに乗った同志社は、同25分、前川が右のタッチライン付近から駆け上がり、ビックゲインを演出。「フォワード陣のおかげでトライをすることができた」(日下部)。ボールがこぼれたが味方が回収し、ラストパスを受け取った日下部がトライに成功した(14-5)。その直後、相手も反撃に転じる。同28分ラインアウトモールで押し込まれ被トライ(14-10)。しかし同32分相手の反撃の芽を摘むかのように、中央付近でのモールから左側のスペースを見逃さず、浦松がトライゾーンに飛び込む(21-10)。その後も関学大に主導権を渡すことなく、前半を折り返した。

ゲインをする日下部

 前半の勢いそのままに勝ち越したい後半戦。雨足が徐々に強まる中、後半4分に趙がラインアウトからこぼれ出たボールを捉え、トライに成功(28-10)。しかし、ここから関学大の猛攻を受ける。再開直後に関学大のモールに屈し、トライを奪われる(28-15)。同11分、関学大の反則から敵陣奥深くでゲインを重ねるも、決定打にはならず苦しい展開が続く。同20分にマイボールスクラムを獲得するも、ターンオーバーを許し守備の綻びを突かれてトライラインを突破される(28-20)。続く同26分、敵陣22㍍付近でマイボールラインアウトに成功するも、トライを奪取できない。その後も敵陣で攻撃を続けたが、追加点が決まらなかった。徐々に陣地を戻され不穏なムードが広がっていく中、徳山が逆風を跳ね飛ばした。同34分、徳山のロングキックが50:22 (フィフティ・トゥエンティトゥ)で陣地を回復。ラインアウトからモールで押し続け、得点差を広げる(33-20)。そのまま、主導権を渡さずに33-20で逃げ切り、試合終了。「関学大戦でAチームが負けた分、Bチームが勝たないといけないという気持ちだった」(徳山)。勝利への執念を貫き続け、前節のAリーグの雪辱をBリーグで果たした。

キックをする徳山

 コンディションが悪い中でも、チーム一丸となってジュニアリーグ初勝利をつかみ取った同志社。「雨が降っていたので、ディフェンスの時間が多くなるのは予想していた。みんな同じ意識を持っていたから、前で止めてくれて、なるべく敵陣で上手くプレーできた」(徳山)。日々の練習の成果をピッチで体現し、堂々と白星を飾った。次戦は10月11日に難敵天理大対峙(たいじ)するジュニアチーム。「相手は大きいけれど、しっかり1対1で負けずに走り勝つことを意識していく」(齋藤)。関西の頂を見据え、強敵との一戦に挑む。(文責・尾崎直哉、礒川紘花, 、撮影・井戸美希、大木陽登、西川有人、樋口理沙、山本桜子)

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