ラグビー部
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【ラグビー部】関大相手に決定打を欠き敗北を喫する

関西大学ジュニアリーグ 第4節

【本日のスタメン】
1.小川(スポ4)2.土肥伶(法2)3.笛木(商4)4.辻本(理工1) 5.鈴木(文情2)6.齊藤柊(商4)7.吉岡(経4)8.モーガン(神4)9.廣末(心理3) 10.丹羽(法1) 11.中村壮(経3) 12.熊野(商4) 13.末松(経3) 14.岩本(社4)15.桃田(商4)

 10月19日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)にて関西大学ジュニアリーグ第4節が行われた。今回対峙(たいじ)したのは関大。ここまで1勝2敗のジュニアリーグにとって、勝ち取りたい1戦だ。「個人個人の足りないところが見つかった試合だった」(モーガン)。果敢に挑むも28-48で敗北を喫した。

ゲインをする岩本

 キックオフは同志社ボール。序盤からテンポの良いアタックを展開する。試合開始直後に齊藤柊が鋭い観察眼を生かし、ディフェンスラインを突破。「しっかり相手の陣地に入って取り切れた」(中村壮)。サポートに入った廣末からパスを受けた中村壮がトライに成功し、先制点を奪取した(7-0)。しかし、ここから流れは関大に傾く。同5分、ラインアウトに成功した関大にモールで押し込まれ、同点に追いつかれる(7-7)。その後もゲインラインを突破される場面が続く。試合中盤には関大の攻撃にのまれ、3連続トライを献上。「得意なモールで得点を重ねられすぎた」(岩本)と一気に突き放される(7-24)。負の連鎖を断ち切りたい同志社が再び得点板を動かしたのは同22分だった。相手の反則によりマイボールラインアウトを獲得し、相手陣地に攻め入る。ゴールライン付近で停滞するも、粘り強さを見せラックサイドを突いた熊野がトライ(14ー24)。しかし、関大の勢いは止まることを知らない。得点から3分後、自陣15㍍付近で関大がマイボールラインアウトを獲得。相手の強靭(きょうじん)なフィジカルに屈し、失点を許した(14-31)。点差を縮めるべく楕円球を追い続けたが反撃はおろか、追加点を許してしまう苦しい展開に(14-36)。「関大の2人目、3人目の用意が早く、そこで自分たちが負けて後手になっていた」(モーガン)。前半戦終了間際の同38分、鈴木から吉岡へのパスがつながるも、ターンオーバーを許し攻撃権が相手に渡ってしまう。最後はノックフォワードでトライチャンスを逃し、前半戦終了の笛がフィールドに響き渡った。

トライを決める中村壮

 後半戦は膠着(こうちゃく)した時間が続くが、同10分に試合が動く。「一か八かのタックルを受けたのが、いい方向に転んでくれた」(岩本)。約半年ぶりの戦線復帰を果たした岩本の会場を沸かすハイパントキャッチからパスが繋がり、ラストパスを受け取った中村壮がトライに成功(21-36)。守備をさらに固めたい同志社だったが、同19分に規律の乱れからトライを献上する(21-43)。同24分、相手のノックフォワードからスクラムを獲得。アドバンテージを得てトライを狙うも、FW陣の屈強なフィジカルに圧倒されチャンスをつかみとることができなかった。しかし、ここから同志社は反撃ののろしをあげる。同33分、蹴り合いからマイボールラインアウトを獲得。「最後はボールを落とさずに走り切った」(モーガン)。荒川虎(商4)からモーガンへと繋がり、鋭いステップでディフェンダーを振り切ると中央へグラウンディング(28-43)。後半戦も終盤に差しかかる中、相手の攻撃にのまれる。その後も規律の乱れが目立ち、自陣に幾度となく侵入を許す。同41分には密集戦での圧力を受け、ダメ押しトライをねじ込まれた(28-48)。「1対1の部分で負けてるシーンが多く、ゲインを取られてトライされるシーンが多かったので、そこを初めから持っていけるようにチーム全体でもうちょっと修正するべき」(中村壮)。終盤まで関大の流れを変えることができず、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

タックルを受けるモーガン

  関大にくしくも敗北を喫した同志社。過去ジュニアリーグで2勝を挙げていたた相手なだけに、スタンドからはため息が漏れた。「勝ち切って、いい流れで来週の京産に向けたい」(モーガン)。次戦の対京産大戦に向けて露呈した課題を克服し、主導権を掌握せよ。(文責・三浦直土、元永侑里 撮影、井戸美希、西川有人、藤本大次郎、堀早槻)

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