
9月24日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)で関西大学ラグビージュニアリーグ第2節が行われた。立命大と対戦した同志社は19-43で大敗。Aリーグに引き続き、同立戦を制することはできなかった。

先に流れをつかんだのは同志社だった。前半4分、ハーフウェイライン付近からCTB古舘(理工4)がインターセプト。そのまま約50㍍を独走し、インゴールへ(7-0)。「同志社がしぶとくディフェンスして、我慢で勝ったという感じだと思います」(古舘)。前に出るディフェンスから好機をつくり、幸先良く先制点を奪った。
その後は膠着(こうちゃく)状態が続いた。互いに敵陣で攻め込むもミスが目立ち、攻撃が継続できない。NO8半谷(政策3)やCTB井ノ口(商4)を中心にゲインを重ねたが、得点を奪えなかった。

同22分には、相手選手が危険なタックルで10分間の退場処分となる。数的優位を生かしたい同志社だったが、スクラムで反則を犯し自陣に侵入を許す。直後の攻撃で一瞬の隙をつかれ、トライを献上(7-7)。少ないチャンスをものにされ、同点に追いつかれた。
同36分、ついに勝ち越しに成功する。村岡がボールを受けると、巧みなステップで相手をかわし中央を突破。立命大のFBをスピードで振り切り、ゴールラインへと飛び込む(12-7)。前半を5点リードで折り返した。

前半と一変して、後半は立命大に主導権を握られた。開始40秒、同志社のペナルティーから速攻を仕掛けられ失点してしまう(12-14)。「後半の頭で簡単にとられてしまったことがターニングポイントだと思う」(井ノ口)。同7分には、自陣5㍍付近のラインアウトからモールを形成される。ディフェンスが薄かったタッチライン側に回され、トライを許した(12-19)。この試合初めてリードを奪われ、立命大サイドからは大きな歓声が上がった。

「ボール進める上で、ブレイクダウンで圧力受けて相手ボールになってしまった」(村岡)。自陣から果敢に攻撃を仕掛けるも、孤立が目立ち何度も反則を取られた。ディフェンスでリズムをつかまれ、時間の経過とともにリードを広げられる。最終スコア19-43で黒星を喫し、先週に引き続き連敗となった。

ゲームキャプテンを務めた井ノ口は、「絶対に勝たなきゃいけない試合だったんですけど負けてしまって、不甲斐ないというかチームに対して申し訳ない気持ち」と率直に振り返った。Aチームのリベンジに燃えていたからこそ、本当に勝ちたい思いは強かった。しかし、Aリーグと同様に逆転負け。試合後、同志社ファンからはため息がこぼれた。
「自分たちが積み重ねてきたものを試合で発揮するだけだと思うので、しっかり準備して諦めず最後まで戦いたい」(井ノ口)。連敗ストップに向け課題を修正し、次戦こそ勝利を手にしてほしい。
(文責:勝部健人、撮影:番匠麻衣、浅川明日香)