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【ラグビー部】関大下し、ジュニアリーグ初白星

 10月2日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)で関西大学ラグビージュニアリーグ第3節が行われた。関大と対戦した同志社は54-33で勝利。Aリーグに引き続きリーグ戦初白星を挙げた。

ボールを持つ永住(スポ2)

 最初にゲームを動かしたのは同志社だった。前半1分、自陣10m付近のラックから5番寺北(スポ2)が持ち出しビッグゲイン。そこからテンポを上げ、フェイズを重ねる。最後はSO嘉納(スポ3)からCTB西村(商4)、FB村岡へとつなぎ先制点を奪う(7-0)。流れに乗った同志社の勢いは続く。同5分には、嘉納のキックパスを起点に攻撃をNO8永住(スポ2)がトライ(14-0)。前半12分にも、敵陣22m付近でのラインアウトから永住が起点をつくる。最後に嘉納から村岡へとパスをつなぎトライ(21-0)。さらに15分、一気に大外に展開し村岡がゲイン。最後はWTB桃田(商1)がインゴールへ飛び込んだ。その後は関大のアタックが続くが、同志社の渾身(こんしん)のディフェンスで継続ゲインラインを前進させない。しかし21分、同志社のペナルティから関大が自陣5mのラインアウト。キックパスをファンブルしてしまい、トライを奪われた(26-7)。

突破する村岡(文情2)


 そこから10分間は、両者ともにキックでエリアの取り合い、セットプレーからのミスが目立つ。しかし35分、自陣10mスクラムから流れが変える。相手のペナルティからSH新和田(社4)から嘉納、CTB福田(理工3)へつなぎ、ハーフラインから約50m独走。膠着(こうちゃく)していた流れを変えるトライを挙げた(33-7)。
その後、関大のリスタート後にも積極的にアタックを仕掛け、チャンスが生まれるも、自分たちのミスで取り切ることができないまま前半が終了した。

ボールを持ち走る福田

 前半の勢いを継続させたい後半。同4分、村岡から西村、福田へとボールを回しトライ(40-7)。アタックでゲームの主導権を握り続ける。同12分、FL小島(社4)のジャッカルからボールを奪う。そこからフェイズを重ね、新和田、嘉納、西村とボールを繋ぎトライ(47-7)。自慢のBK陣が躍動した。だが、その後の同志社のミスで流れを断ち切り、相手に攻撃を継続されてしまう。じわじわとゲインされトライを許した(47-12)。さらに、同25分、キックカウンターからフェイズを重ねられ大外でオフロードパスをつながれ大きくゲインされる。新和田が渾身のバッキングディフェンスを見せるも、直後にトライを奪われてしまった(47-19)。 

仕掛ける嘉納

 簡単に相手に流れを渡すわけにはいない同志社。同27分、新和田がアタックをコントロールしてテンポを上げ、古舘(理工4)が突破。村岡にオフロードパスをつなぎトライ(54-19)。しかし、得点の流れに乗れずアタックでミスが続き思うように攻めることができない。33分には右サイドを大きく突破されてトライを許し(54-26)、 37分にもスクラムでの反則から自陣深くまで攻め込まれる。同39分、関大のラインアウトモールからトライを許し、54-33でノーサイドを迎えた。

7本のゴールを決めた嘉納

 今回の試合結果に新和田は「前半最初いいテンポでトライを取れたが、中盤になってくると相手のキックのゲームに付き合ってしまった。相手のペースに一緒になってゲームを作ってしまったっていうところが、自分たちのテンポを作れなかった原因だったと思います 」と振り返った。無事にJrリーグ初勝利をあげたものの、次戦への課題が見えた今試合。来週に控えるAリーグに向けて再調整を行う。(文責・吉本光之介、撮影・林康陽、俣野百香)

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