準硬式野球部
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【準硬式野球部】9回劇的サヨナラ勝利!

TEAM R H E
関学大 11
同志社 3×

令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ

 3月31日、わかさスタジアム京都で令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ第4節1回戦が行われた。同志社は関学大と対戦。2点を追う9回裏に一挙3得点を挙げ、5-4で勝利した。

 今日の先発を務めたのは景山。序盤から巧みな投球術で関学大打線を翻弄する。3回には1死一、三塁で上位打線を迎えるも、最少失点でピンチを脱出。「真っ直ぐで押せてよかった」(景山)。5回を投げ切り、3安打1失点。公式戦初先発ながら、首位関学大相手に堂々とした投球を見せた。

5回1失点の好投を見せた景山(新生命2)

 景山をどうにか援護したい打線は、初回から好機をつくり関学大先発・土肥の隙をうかがう。5回、澤田(新スポ4)が死球で出塁すると、続く中澤(新商3)の打球はライト前に転がりチャンスを拡大。新居が進塁打を放ち、1死二、三塁で打席には篠原を迎えた。「外角の直球に振り遅れないことだけを意識した」(篠原)。相手投手が弾いた打球は外野へ抜け、2人のランナーが生還。勝ち越しに成功した。

勝ち越し打を放った篠原(新商3)

 6回からマウンドに上がったのは、前日先発として快投を見せた望月(新スポ3)。7回先頭から連打を浴び、さらに味方のエラーで無死満塁の大ピンチを背負う。スクイズで同点とされるも、これ以上の失点は許さなかった。「流れが悪い中でもなんとかギリギリ耐えれた」(望月)。8回も続投したものの先頭打者に安打を浴び、ここで降板。吉田(新理工4)が後を託された。なんとか関学大打線を食い止めたいところだったが、3本の安打を浴び2失点。勝ち越しを許した。

 2点差で迎えた9回の攻防。同志社は最後まで諦めることはなかった。先頭打者に安打を浴びるも、途中出場の辻(新商4)が好捕を見せ1アウト。続く打者が中飛を打ち上げると走者が一塁に戻れず、併殺を完成。最終回の攻撃へ流れをつくった。

 迎えた9回裏、先頭の新居(新スポ4)が四球で出塁し、続く篠原が今日3本目となる安打を放ち無死一、二塁。昨日の試合で値千金の適時打を放った向久保(新商4)が打席に入った。「熱い気持ちを持ちながらも冷静に打席に立てた」と1点差に迫る中適時二塁打を放ち、ベンチの雰囲気は最高潮に。その後岡田(新スポ3)の押し出し死球で同点に追いつくと、1死満塁で打席には今季初スタメン起用の池田。「今日の池田なら絶対にできるから気楽に行けよ」(主将井筒・新スポ4)と、出されたサインはスクイズだった。「スタンドの大きい声援も聞こえ、なんとか転がせた」(池田)と、三塁線への絶妙な犠打が投手と三塁手の交錯を誘い、三塁走者が生還。サヨナラ勝ちを収めた。

スクイズを決めた池田(新スポ4)

 首位関学大相手に2連勝を果たし、優勝に望みをつないだ井筒組。「目の前の一戦一戦を戦いたい」(井筒)。2位タイに浮上し、ようやく1位の背中が見えてきた。次節の同立戦で2連勝を果たし、優勝を手繰り寄せろ。(文責:髙橋惇太、撮影:丸山潤一郎)

サヨナラ勝利を収め、喜ぶ選手たち
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