準硬式野球部
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【準硬式野球部】大接戦を制し、優勝へ近づく

TEAM R H E
阪 大 7 14 5
同志社 12 13 3

令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ

 4月12日、わかさスタジアム京都で令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ第3節1回戦が行われた。同志社は阪大と対戦。3回まで7得点を取り一方的な試合になると思われたが、阪大打線が中盤に逆襲を見せ大接戦に持ち込まれた。両軍合わせて27安打、17四死球の乱打戦となった試合は同志社が終盤に引き離しに成功し、12-7で勝利を収めた。

 同志社は優勝に近づくため、阪大は関西地区トーナメントに進むために、今日の試合は絶対に負けられなかった。今日の先発を任されたのは景山。「調子が悪いなりに投げることができた」(景山)。1回、3回、4回と1イニングに2本の安打を浴びる苦しい展開の中、要所を締める投球で4回無失点と試合をつくった。しかし春季リーグ戦2位の防御率を誇る右腕への期待は大きく、「景山はもう少し高いレベルの投球ができる」(主将井筒・スポ4)と辛口評価。次回登板へ期待を寄せた。

先発を務めた景山(生命2)

 一方の打線は序盤から得点を重ね、景山を援護した。2回、1死二、三塁で打席には新居。「大きいのは狙わず1点を取りに行った」(新居)。中適時打を放ち2点を先制。

本日5打点を挙げた新居(スポ4)

 さらに向久保も右適時打を放ちこの回3得点を挙げた。続く3回にも、2死満塁から新居、篠原(商3)、向久保の3連打が飛び出し一挙4得点。序盤から大量リードで試合の主導権を握ったかのように見えた。

3打数3安打6出塁の大活躍を見せた向久保(商4)

 「今後の試合で(中川)敬翔(スポ3)と竹本(文情4)の力が必要な場面が絶対に出てくる」(井筒)。5回からマウンドに上がったのは中川。神戸大戦以降は登板機会に恵まれなかったものの、調整を続けていた。しかし味方の失策が響き、自責は0ながら3失点。6回にも竹本が2死から踏ん張り切れず2失点を喫し、7-5と2点差まで迫られた。

 しかし、すぐさま同志社打線が引き離しに成功した。6回裏、岡田(スポ3)の右適時二塁打、新居が本日5打点目となるスクイズを決め、9-5とリードを4点差とした。7回にも2点を失い、またしても点差を詰められる中、ここでマウンドには望月。前回登板から中3日のマウンドとなったが、初球から140㌔のストレートを投じるなど気合十分。「これ以上点を取られたら流れが阪大に行ってしまう」(望月)。強い雨が降る中でも動じず、危なげない投球で試合を締めた。

試合後、ポーズをとる左・新居、右・望月(スポ3)

 大接戦にもつれた要因を「取れるアウトが取れなかった」(井筒)と分析。本来登板予定のなかった吉田(理工4)、望月を動員するなど5人の投手陣を起用する総力戦となったものの、勝利を収め優勝に望みをつなげた。15日に控える春季リーグ戦最終戦。同志社が立命大に勝利、関学大が関大に敗れれば同志社の優勝が決定する。「勝つことだけを考えていきたい」(井筒)。同志社が逆転優勝をつかみとるべく、最後の戦いに挑む。(文責:髙橋惇太、撮影:丸山潤一郎)

 

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