準硬式野球部
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【準硬式野球部】またも大経大に屈す 井筒組終幕

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
同志社 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大経大 1 0 0 0 1 0 0 0 X 10 0

令和5年度関西地区1次予選トーナメント大会

 5月5日、関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス第2フィールド(兵庫県)で令和5年度関西地区1次予選トーナメント大会Bブロック決勝戦が行われた。2次トーナメント進出を懸けた今試合の相手は大経大。投手陣は粘りの投球で2失点に抑えるも、打線は相手の好守にも阻まれ沈黙。0-2で完封負けを喫し、井筒組の戦いは道半ばで終わりを告げた。

マウンドに集まり、笑顔で話す選手たち

 同志社の先発は望月(スポ3)。初回から甘く入った球を捉えられピンチを招くと、相手3番に適時打を打たれ先制を許す。その後も毎回のように走者を背負いながらのピッチング。2回は1死一、三塁を無失点、5回のピンチも最小失点で切り抜けた。望月に代わり7回からリリーフした吉田(理工4)も無死一、三塁のピンチを魂の込もった投球で0点に抑えると、2イニングを無失点。粘りの投球で野手陣の反撃を待った。

先発した望月
2番手で登板した吉田

 しかし、打線は相手の好守にも阻まれ、なかなか攻略の糸口を見出せない。5回まで四球による出塁1度のみとほぼ完璧に抑えられた。そんな中でも6回に見せ場をつくる。先頭の柴田(スポ3)がチーム初安打を中前に放つと四死球で2死満塁に。一打同点、外野を越せば逆転となる場面で4番大和田が打席に入ったが、中飛に倒れ得点に至らなかった。その後も篠原(商3)の内野安打1本のみと相手投手に歯が立たず2安打完封負け。0-2で敗れ、早くも井筒組は終幕となった。

最後の言葉を贈る井筒(スポ4)

 「ここで負けるつもりもなかったので悔しいの一言です」(井筒)。因縁の相手大経大。一昨年は関西選手権決勝で敗れ、昨年は全日本選手権大会準決勝で敗れた相手だったが、今年も大経大に軍配が上がった。「今日負けてしまったけど全国でも戦えるレベルのチームだった」(井筒)。昨年わずかに届かなかった日本一の夢を引き継ぎ、重圧と戦い続けた1年間。下級生が多く試合に出る中でも、ベンチで、あるいはスタンドでともに戦ってきた4年生たちは最後のミーティングで涙を流した。

 9月に始まる秋リーグまでおよそ4ヶ月もの時間がある。強い同志社を取り戻すためには何が必要なのか。新主将の中谷(経3)は「チームの始まり、第1歩目がすごく大事」と語った。井筒組から中谷組へ。これまでの敗戦を財産に、託された思いを未来へとつなげていく。(丸山潤一郎)

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