準硬式野球部
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【準硬式野球部】5点差を逆転!開幕連勝発進

TEAM R H E
同志社
阪 大

令和5年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ

 9月15日、大阪シティ信用金庫スタジアムで令和5年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ第1節2回戦が行われた。同志社は阪大と対戦し、6-5で勝利。5点差をはね返す逆転勝利を決め、開幕節で連勝を飾った。

ポーズを取る(左から)池谷(心理2)、中谷(経3)、中村(社3)、中川(スポ3)

 前日の試合を7回コールドで制し、連勝を狙った2回戦は序盤から苦しい展開になった。先発マウンドに上がったのは2年生ながら今春入部した中曽(理工2)。初登板ながらも先発に抜てきされたが、際どい球がわずかに外れる投球が続き四球を連発する。1死満塁から相手6番、7番に連続押し出しで先制を許すと、けん制悪送球も重なりいきなり3点を献上。アウトカウントを増やせないまま景山(生命2)にマウンドを譲った。しかし流れは断ち切れず、岡田(スポ3)の失策でさらに2点を与える。阪大にビッグイニングを許し、初回から5点のビハインドを負った。

2番手で好投を見せた景山

 流れをつかみたい打線はすぐに盛り返す。直後の2回、先頭の岡田が死球で出塁し、敵失と四球で満塁のチャンスをつくると、8番塩月(経2)がレフト線へ2点適時二塁打を放ち3点差。打順がトップに戻ると中澤(商3)に犠飛が生まれ、失点直後に3点を取り返した。さらに3回には1死二塁から池谷にレフトの頭上を越える適時三塁打が飛び出し、序盤3回で1点差まで詰め寄った。「出てつないで(よい攻撃の流れ)ができていた」(中谷)と流れるような理想的な攻撃で徐々に反撃ムードを高めた。

 1回途中から登板した景山は、2回以降本来の安定感ある投球を披露する。「自分の投球はできた」(景山)。四死球こそ4つ与えたが凡打の山を積み重ね、7回途中まで1安打ピッチング。中谷も「よくやってくれた」とねぎらった。

 6回に敵失で同点に追いつき、迎えた8回表。「なんでもいいから塁に出よう」(中澤)と今季から1番に座るリードオフマンが痛烈な右安打を放ち出塁する。終盤の重要な局面で犠打が考えられる場面だったが、作戦は単独スチール。見事に成功させ、鍛えてきた機動力を駆使した攻撃で好機を広げた。すると篠原(商3)の犠打を相手投手がまたも悪送球。二塁走者の中澤が生還し勝ち越しに成功した。

勝ち越しのホームを踏み、仲間に迎えられる中澤

 7回途中からはエース望月(スポ3)が満を持して今季初登板。調子がよくない中でも要所でカウントを取る貫禄の投球で試合を締めた。

試合を締めたエース望月

 「総じて勝ち切れてよかった」(中谷)。来夏の日本一を目指す上で戦力、チーム力の底上げが鍵となる秋季リーグ戦。課題を残しながらも新戦力を起用し、開幕節で連勝を収めた。「わっしょい」をテーマに掲げるチームは常にフィールド内外から活発な声が響き渡り、雰囲気は明るく良好だ。「わっしょいが効いている」と中谷も現在の空気感に手応えを口にした。次戦は中1週空けて関学大と対戦。今季1番の山場となるといっても過言ではない。来春へ自信をつけるためにも是が非でも勝利をつかみにいく。(文責:丸山潤一郎、撮影:髙橋惇太、金井莉子)

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