TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | H | E |
神戸大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 |
同志社 | 1 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1ⅹ | 8 | 12 | 3 |
令和6年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦
9月19日、大阪シティ信用金庫スタジアムで令和6年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦第2節1回戦が行われた。同志社は神戸大と対戦し、8-1で勝利。中盤に打線がつながり相手との差を広げてコールド勝ちを収めた。
対関学大戦での劇的勝利から約1週間。主将佐藤涼(スポ3)は、「(対関学大戦後から)皆ピリピリしすぎず、かと言って気を抜きすぎない良い雰囲気で練習できていた」と自信を持って神戸大との第2節を迎えた。
先発マウンドを任されたのはエース谷本忠(社2)。「余裕をもって投げることができた」(谷本忠)。序盤からランナーを得点圏に許すことが多かったが、要所を抑える好投でチームに勢いをもたらした。
打線は初回。1死から植田(スポ2)の左安打含め3者連続出塁で満塁のチャンスをつくる。ここで打席が回ってきた杉本(理工2)の犠牲フライで先制点を奪取した。さらに同点に追いつかれた後の4回の攻撃。先頭の杉本から流れに乗り無死満塁とする。続く遠藤(心理1)は「ポジティブなイメージで、どちらかと言えばワクワクした気持ちで打席に入った」とファウルで粘った末の6球目、力強いスイングで当てた打球はレフト方向へ。これが3点タイムリーとなり、初回以来の欲しかった追加点を奪い、勝ち越しに成功した。
同志社の勢いはまだ止まらない。5回裏にも中本(商1)と遠藤の一打で2得点をたたき出す。7-1と大きくリードした状態で前半を終えた。
6回から谷本忠に代わってマウンドに上がったのは藤本(文情2)。リーグ戦デビュー登板だったものの「自分の持ち味である打たせて取るピッチングを意識して投げた」(藤本)と終始落ち着いた面持ちで投球を続けた。その言葉通り2回を無失点に抑える完璧なデビューを果たす。藤本のピッチングには佐藤涼も「あれぐらいのピッチングはしてくれると思っていたから、いい意味で別にすごいなとは思わなかった」。と太鼓判を押した。
そして決着がついたのは8回。先頭の佐藤恵(スポ1)が左安打で出塁すると、続く廣内(スポ1)の内野ゴロの間に進塁して1死二塁のサヨナラのチャンスをつくる。すると打席に立った植田は「関学大戦の2日目に打てていなかったから、初心に帰って何とかつなごうと思った」とバッターボックスに入った。インコース低めの直球を捉えてサヨナラ打となる。「自分で決められてよかった」(植田)。チームをさらに勢いづける一打となった。 「神戸大は自分たちが参考にしているチームの一つだから、そのチームに勝てたのは大きな自信につながった」(佐藤涼)。投打がかみ合った全員野球で勝利をもぎ取った1回戦。明日も変わらずアウトを1つずつ丁寧に積み重ねるプレーで開幕4連勝を飾れ。(文責:伊藤愛梨、撮影:金井莉子)