令和6年度関西学生野球連盟ステップリーグ

　11月9日、関西大学高槻キャンパス第3グラウンドで関西六大学準硬式野球連盟ステップリーグBブロック予選が行われた。同志社は神戸大と対戦し、3-1で勝利。終盤までもつれた試合を制し、ステップリーグ初戦を勝利で飾った。
　若手主体のチームで挑んだ今試合。「練習からトレーニングをたくさん積んで走れようにした」(佐藤涼・スポ3)。その言葉通り同志社は初回から足を絡めた攻撃を仕掛ける。先頭の森川(スポ1)が四球で出塁すると、続く打者の2球目の間に盗塁成功。さらに大洞(政策3)が安打 ヒットでランナーを三塁に進めた。チャンスで打席が回ってきたのは中島(経2)。しぶとく内野ゴロを転がし、その間に森川が生還した。

　迎えた4回の攻撃。先頭の山添(経2)が右安打を放つと相手の暴投の間に一気に三塁まで進む。1回以来の好機で打席には兵部(スポ1)が入った。第1打席はセカンドフライで凡退した兵部。均衡した展開の試合、何とか次の1点を入れたい場面で右方向への適時打を放った。
　一方の投手陣は序盤から好投が光る。「練習試合で崩壊してしまっていたが今日は良かった」(佐藤涼)。先発を任された長野(政策3)は5回終了まで相手に三塁を踏ませない投球を続けた。「色んな球種を投げたが、全てまとまっていた」(長野)納得のいくピッチングを披露し、無失点に抑える。6回からマウンドに上がったのは浅野(スポ1)。公式戦初登板となったが、落ち着いたピッチングを見せる。「他の人とは違う軌道で球を投げるところが持ち味」(浅野)と相手打線を翻弄する投球スタイルでスコアボードに0を並べる。試合は最終回に1点を失うも、堅守で点差を縮めさせることなく白星を収めた。

　今日も勝利すれば自動的に次週の決勝戦進出が決まる。「初戦とは違うメンバーで戦うから、みんな色々学びながら試合をしてほしい」(佐藤涼)。リーグ戦では出場機会がなかった選手たちの実力の底上げを図る今大会。昨年に続き優勝へ輝くため、次戦も全員野球で勝利をつかみ取れ。(文責・伊藤愛梨、撮影・堀早槻、三宅希和)