TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 5 | 6 | 1 |
関学大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 |
令和4年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ
4月25日、黄檗公園野球場で関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ第4節1回戦が行われた。同志社は関学大と対戦し、5ー1で勝利。春季リーグ連覇達成まで、あと1勝となった。
コロナウイルス感染症の影響により延期された今試合。快晴の空の下、両者ともに勝利を絶対に譲れない戦いが始まった。
今日先発を務めたのはエース佐伯。初回から気合の入った投球で、相手打線を3人で封じる。2回以降、安打や四死球などでランナーを出すも、落ち着いた投球で簡単に点を与えない。5回には同点のピンチを招くも、大和田(商2)の好返球に救われ、無失点で切り抜けた。
7回に1点こそ返されるも、6回までスコアボードに0を並べるピッチング。「さすが佐伯やなって思いました」(主将・真鍋、スポ4)。同志社の大黒柱が、大一番でエースとしての役目を全うした。
だが今日の自己採点は「82点」とやや低め。今試合の投球では納得はせず、「関西選手権で90点、全日で100点を目指す」(佐伯)と意気込んだ。さらに高みを目指すエースは、成長への歩みを止めない。
佐伯の気迫のピッチングはナインを鼓舞した。両チーム無得点で迎えた5回、なんとしても先制点を挙げ、流れを引き寄せたい同志社。2死の場面で、打席には加藤充が入る。「自分のやれることをやろうと思った」(加藤)。インコースのスライダーに上手くバットを合わせると、渾身の一振りで打球をレフトスタンドへ運び、チームに待望の先制点をもたらした。
さらに7回、1死一、三塁の好機が訪れる。ここで代打で起用されたのは中澤。「なんとか1点取るぞ」(中澤)と追い込まれながらもストレートをフルスイング。ボールは快音を響かせ、ライトスタンドへ飛び込んだ。「普段の練習に取り組む姿を見て、打ってくれるなと思った」(真鍋)。日頃の練習が実を結び、間違いなくチームを勢いづけるホームランとなった。
ここで同志社の攻撃は終わらない。8回、今季打撃絶好調の4番坂根がソロホームランを放ち、勝利を決定づけた。
9回のマウンドには中川(スポ2)。危なげなく、きっちりと三者凡退に抑えた。
今試合、合計3本の本塁打。投打ともに充実した試合内容となった。
「気合を入れて明日も勝ちたい」(真鍋)。
明日は関学大との2回戦、引き分け以上で同志社のリーグ優勝が決まる。悲願の日本一への通過点。ここで勝ち切り、次の関西選手権大会へ大きく弾みをつけたい。1回戦の良い流れのままに、一気に頂点まで駆け上がれ。
(文責:松井麻衣、撮影:丸山潤一郎)