
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
立命大 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 |
同志社 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 1 |
令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦
4月19日、関西大学高槻キャンパス第3グラウンド(大阪府)で令和7年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦2位決定戦が行われた。同志社は立命大と対戦し、4-3で勝利。試合終盤までもつれる戦いを白星で飾り、4年ぶりの関西選手権出場を決めた。
先週行われた2試合で決着がつかなかった同立戦。佐藤涼組は勝利と敗北では全く違う運命となる一戦に挑んだ。
先発マウンドを任されたのは谷本忠(社3)。対立命大1回戦では初回に失点するも、その後は0を刻み続ける投球で相手打線をねじ伏せた。今試合は1回の守りからテンポの良いピッチングを披露。試合の流れをつくり、攻撃陣へとバトンをつないだ。

打線は初回、先頭の植田(スポ3)が中安打で出塁。続く中本(商2)が相手の失策により無死一、三塁の好機をつくると杉本(理工3)がセンター方向への適時打を放ち、先制点を取る。さらにその後もチャンスを広げ、寿時(社2)の犠牲フライで2点目も奪った。

2回終了まで完璧な投球を見せていた谷本忠だったが、3回にピンチを招く。先頭に出塁を許した後、2人を打ち取り2死二塁に。流れを渡さないためにも必ず抑えたい場面であったが、長谷(立命大)に適時打を放たれ1点を失う。その後も2イニング連続で点を奪われ、5回表に逆転を許した。
好機が訪れたのは直後の攻撃だった。先頭の中本が中安打、杉本が四球で無死一、二塁に。続く佐藤涼が送りバントでランナーを進めると、寿時に打席が回ってきた。「自分の打席がターニングポイントだとおもっていた」(寿時)。インコース低めに来た4球目をセンターへ打ち返し、2点を追加。再びリードして終盤の攻防を迎えた。

8回からは荒木(スポ2)がマウンドへ上がる。「緊張はしていなかったけれど気持ちが入りすぎていた」(荒木)と出塁を許すも、要所を抑えるピッチングで8回の守りを終える。続く9回は先頭打者に3ボールからレフト線へのツーベースを打たれ、同点のピンチに。しかし「自信を持って投げた」(荒木)と最後まで全力で腕を振り抜き、27個目のアウトを奪った。

「秋よりも入念に準備したけれど全然思い通りにいかず、野球の難しさを感じた」(佐藤涼)。悲願のリーグ制覇には届かなかったものの、久々の関西選手権出場を決めた。「関西選手権でもう1回関学大と試合をして、次は絶対に勝ちたい」(佐藤涼)とリーグ戦で敗れた相手へのリベンジを誓う。2年連続の全日へ。佐藤涼組が再出発する時が近づいてきた。(文責・伊藤愛梨、撮影・金井莉子)