
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
中大 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 |
文部科学大臣杯第77回全日本大学準硬式野球選手権大会
8月23日、札幌市円山球場(北海道)で文部科学大臣杯第77回全日本大学準硬式野球選手権大会(以下、全日)準決勝が行われた。同志社は中大と対戦し、0-2で敗北。またも中大の高い壁を破ることはできなかった。
初回、同志社は先頭打者の糸永(経2)が中前打で出塁。快音を響かせ、ベンチを大いに沸かせた。だが、後続が凡退し絶好の先制機を逃す。ここからチームはあと1本に苦しめられることに。
先発のマウンドに上がったのは谷本忠(社3)。初回を三人で斬るも、2回に連打を許した。先制点を献上したものの冷静さを失わず最小失点で切り抜ける。

追いつきたい裏の守り、鈴木(心理3)と遠藤(心理2)の連打で1死一、二塁の好機をつくる。しかし次打者が三振とゴロで打ち取られ生かせなかった。

3回にも追加失点があり、試合はすっかり中大ペースに。同志社打線も粘りのバッティングで4回、5回ともにランナーを出し反撃の兆しを見せるも、なかなか得点に結びつかない。
後半戦、谷本忠が4イニング連続で三者凡退に抑えるなど圧巻の投球を披露。エースの名に相応しい投球でチームを勢いづかせた。応えたい打撃陣だったが、中大の堅守を前に手が出ない。最後まで本塁を踏むことはできなかった。
「完敗です」(佐藤涼・スポ4)。昨年も敗れた因縁の相手との対決に総力戦で挑んだが、レベルの差を痛感した。ここで佐藤涼組は閉幕し、4年生は引退。日本一の夢は後輩たちへと託された。「残せるものは全て残した」(佐藤涼)と語る表情に悔いはない。全国優勝を果たすためには、もう一段階投打のレベルアップが必要不可欠。鈴木率いる新チームの秋の戦いぶりに注目だ。(文責・金井莉子、撮影・伊藤愛梨)
