| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
| 同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 |
| 龍谷大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | x | 2 | 10 | 1 |
令和7年度関西地区大学準硬式野球大会
11月2日、大阪シティ信用金庫スタジアムで令和7年度関西地区大学準硬式野球大会1回戦が行われた。同志社は龍谷大と対戦し、1-2で敗北。幾度のチャンスをものにできず、初戦敗退で大会を去ることとなった。
先発マウンドを託されたのは宮口(スポ2)。「3連戦ということも考えて、初戦は宮口と決めていた」(鈴木遼・心理3)と主将から太鼓判を押されての登板となった。初回からいきなり二塁打を放たれるも、要所を抑えるピッチングで前半を無失点で切り抜ける。ピンチが訪れたのは3回。先頭打者をセカンドゴロで斬る。しかしその後の上位打線に連続出塁を許し、1死満塁に。危機的状況にも動じず、落ち着いた表情で投げ切り本塁生還を阻止した。

一方の打線は龍谷大の好投手を前になかなか出塁できない。4回には西村(商1)の相手失策と中本(商2)のこの試合チーム初ヒットでチャンスを演出。無死からの連続出塁で一気に先制の好機を得るも西村の走塁失敗に加え、後続が絶ち無得点に終わる。「つながりというか、実力がチームとして足りないと思う」(鈴木遼)。チャンスをものにできない苦しい時間が続いた。
前半戦を無失点にまとめた宮口だったが、5回に試練を迎える。先頭に出塁を許すとゴロの間に進塁され、2死二塁に。ゲームも中盤に入り、1点が重い試合展開となる中、この日ここまで2安打の大西(龍谷大)に先制となる右適時打を放たれる。その後の打者を抑え最小失点で切り抜けるも、続く6回にはピンチの場面で登場したエース・谷本忠(社3)も相手打線に捕まり、点差を2点に広げられた。
攻撃陣は6回に植田(スポ3)のライト前のヒットで1死一、三塁とするも、寿時(社2)の併殺打でホーム生還とはならない。待望の得点が入ったのは7回だった。無死から林(スポ2)がバントヒットで出塁すると、足を絡めた攻撃で1死満塁のチャンスをつくる。続く杉本(理工3)はショートフライに倒れるも西村への死球で押し出しで1点を奪い返した。度重なる好機で逆転を狙うも中本がセカンドゴロで凡退。終盤まで粘ったがあと一本が出ず、1-2で試合が終了した。


「情けない試合だった」(鈴木遼)。リーグ戦の優勝決定戦で立命大に敗北してから、彼らへのリベンジだけを考えて挑んだ今大会。思い描いていた試合展開に持ち込むことができず、選手たちは呆然としていた。しかしここで下を向くのはまだ早い。春に向けては「上手いチームではなく、強いチームをつくっていきたい」(鈴木遼)と主将は語った。これまでのチームも秋の失敗を春の戦いで生かし、夏の全国大会で輝いてきた。前チームを超えるべく、彼らは一段と強くなって春季リーグ戦の舞台へと戻ってくる。(文責・伊藤愛梨、撮影・安倍茉結子、奥山璃子)
