
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
甲南大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 4 |
令和4年度関西地区大学予選トーナメント大会
5月28日にベイコム野球場(兵庫県)で令和4年度関西地区大学予選トーナメント大会準決勝が行われた。同志社は甲南大と対戦し、2ー1で勝利。全日本選手権大会出場に王手をかけた。

今日も先発を務めたのはエース佐伯。「負ける気がしなかった」と強気の姿勢で、初回から気迫のピッチングを披露する。5回に1点こそ奪われたが、その後8回までは無失点。本人も「合格点」と今日の投球内容について振り返った。

「来年のエースになるなら、ここを抑えてこそだぞ」(佐伯)と背中を押され、9回のマウンドに立ったのは竹本。一球一球、丁寧かつ強気な投球を心がける。四球でランナーを出す場面も見られたが、「自分のピッチングをしろ」という内野手の声掛けに励まされ、焦ることなく最後までしっかりと抑えた。悔しい思いをしたプレーオフから約1ヶ月。実力面だけではなく精神面でも成長させた。2週間後の決勝戦でも、さらに進化した姿を見せてくれるに違いない。

一方、打撃陣も奮起する。「びっくりした」と振り返る加藤充の初回の打席。放った打球は、あっさりと左越えソロ本塁打に。狙って打った訳ではなかったものの、チームに嬉しい先制点をもたらした。

だが、それ以降は好機を生かすことができず、なかなか追加点を奪えない。次に試合が動いたのは1-1の同点で迎えた7回だった。7番井筒一(スポ3)が二塁打で出塁すると、2死二塁の展開に、代打今野が打席に立つ。「ここで打たないとチャンスが来ないと思って、あとは真鍋の顔が浮かんできた(笑)」(今野)。追い込まれながらも、チェンジアップを上手く拾い、勝ち越しの中適時打。チームで1番信頼される代打として起用され、期待通り役目を全うした。
「全日決めて、みんなでマウンドに集まりたい」(菅野・商4)。次は京産大との決勝戦。勝てば全日出場、負ければ第5代表決定戦へともつれこむ。立ちはだかる大きな壁。だが、幾度の困難を乗り越えてきた同志社にとって、「日本一」への通過点にすぎない。全日出場へあと1勝。京産大を撃破し、何としても壁を乗り越えろ。
(文責:松井麻衣、撮影:丸山潤一郎)