TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 |
立命大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 7 | 0 |
令和4年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ
10月21日、わかさスタジアム京都で令和4年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ第5節2回戦が行われた。同志社は立命大と対戦。先制直後に大量点を許し、2-6と連日の逆転負けを喫した。
昨日の試合を痛恨の形で落とし迎えた同立戦2戦目。リーグ戦逆転優勝へ望みをつなぐために、何としても勝つことが求められた。
同志社は望月が対阪大1回戦以来の先発マウンドに上がった。変化球を巧みに使い、コースを丁寧に突く投球。快調な滑り出しを見せ、序盤はスコアボードに0を並べる。4回には向久保(商3)がビックプレーで望月を助けた。無死三塁のピンチを招き、相手5番が放った打球はセンターへ。三塁走者は本塁生還を狙いタッチアップのスタートを切った。しかし、向久保が放った球は矢のようにノーバウンドでホームに届き、余裕のタッチアウト。自慢の強肩を見せつけ望月を盛り立てた。
すると直後の5回に試合が動く。1死二、三塁から篠原が二塁手のグラブを弾く2点タイムリー内野安打。昨日に続き、よい流れで先制に成功した。
しかし、その流れに乗り切れないのが今季の同志社。直後の5回裏、先頭打者をエラーで出塁させると、安打と四球で満塁のピンチをつくる。すると、相手上位打線に3本の適時打を浴び一挙6失点。立命大につかみかけた流れを一気に持っていかれた。「今日もエラーや四球が絡んでしまったのが敗因」(主将・井筒、スポ3)。現チームの悪い部分、課題をそのまま露呈してしまった。
何とか反撃したい打線も、走者こそ出すが得点に結びつけられない。1点も返せず、4点差のまま試合終了。今季最終戦を白星で飾ることはできず、秋季リーグ戦を3位で終えた。
最終節で露呈した明らかな投手陣の力不足。日本一になるためには、勝負どころで試合をつくれる先発投手、ピンチを任せられる救援投手の存在が絶対条件だ。一方の打線は毎試合複数得点を奪うなど、昨年のチームよりも得点力が高いことを見せつけた。「自信になる試合もいっぱいあって、詰めるところを詰めれば全勝優勝できるチームだと思う」(井筒)。負けた悔しさを忘れることなく、今リーグで得た収穫と課題を持ち帰り、オフシーズンで更なるレベルアップを図る。(文責:丸山潤一郎、撮影:髙橋惇太)