準硬式野球部
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【準硬式野球部】望月が快投見せ接戦制す

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
同志社
関学大

令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ

 3月30日、わかさスタジアム京都で令和5年度関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ第4節1回戦が行われた。同志社は関学大と対戦し2-1で勝利。先発望月(新スポ3)がエースの働きを見せ、接戦をものにした。

試合前に声出しをする福田(新経3)

 今節の相手はここまで全勝で勢いに乗る関学大。逆転優勝へ1戦も落とせないという状況の中、主将井筒(新スポ4)は集中力をテーマに挙げ試合に挑んだ。

 先制したい同志社は初回から積極的に足を使った攻撃を仕掛ける。先頭篠原(新商3)が出塁すると、すかさず初球からスチール。2回には岡田(新スポ3)、3回には新居(新スポ4)も二盗を決め、積極果敢な足技で相手先発に圧力をかけた。

 4回、ついに試合の均衡が破れる。先頭の池谷(新心理2)が左二塁打で出塁すると、4番を打つ大和田(新商3)が犠牲バント。この犠打が生きた形で、相手の暴投で先制に成功した。

 一方、先発マウンドに上がったのはここまで悔しい登板が続いていた望月。「とにかくカウント取って、野手に取ってもらおうというつもりで投げた」(望月)。序盤からテンポの良い投球を続け、凡打の山を築く。3回に味方の失策で出塁を許すも、5回までは1つの四死球すら許さないほぼ完全投球を披露した。

好投を見せた望月

 「次の1点が勝負の鍵」(井筒)。望月が無安打投球を継続する中、1点リードで迎えた7回表。1死から新居が中安打で出塁し、盗塁で得点圏に進む。2死後、ここで打席には今シーズン不調に苦しんできた向久保(新商4)。「チームにすごく迷惑をかけてきたので絶対に打ってやろうという気持ちでいった」。高めに抜けてきたスライダーを弾き返すと、打球はセンターの頭上を越えた。「とにかく1本でてうれしかった」と勝利を手繰り寄せる一打に、二塁キャンバス上で感情を爆発させた。

追加点となる適時二塁打を放った向久保

 望月はノーヒットノーランの期待が膨らむ中でも快投を続ける。しかし、あとアウト5つに迫ったところで相手8番に初安打を許し、記録達成とはならなかった。それでも9回途中まで投げて95球、被安打2、無失点とエースの働き。後を受けた吉田が味方のミスで1点を失うも見事な火消しを見せ、負けられない一戦をものにした。

 「(望月が)いい意味で予想外のピッチングをしてくれた。明日勝たないと今日の勝ちの意味がない」(井筒)。力投した右腕をねぎらうとともに、明日も続く重要な試合に向けて気を引き締めた。逆境を力に変え、逆転優勝へ。残り4試合、何がなんでもつかみ取りにいく。(文責:丸山潤一郎、撮影:髙橋惇太)

ポーズを取る(左から)吉田、望月、新居
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