ソフトボール部(女子)
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【ソフトボール部女子】春季リーグ最終戦で真価示した

 4月29日、大阪青山大学(兵庫県)において、第54回春季関西学生ソフトボールリーグ戦が行われた。悪天候の影響で延期となっていた対大阪青山大戦。勝てば春季リーグ準優勝が決まる一戦で、7-0のスコアで勝利を収めた。

笑顔を見せる眞嶋(スポ4)

 春季リーグ戦で全勝優勝をすることを目標に、これまで歩みを進めてきた和田組。強豪の園田学園女大に敗れ優勝への道は絶たれたが、大阪青山大との一戦では打線が爆発。打撃力を徹底的に鍛え上げた練習の成果が余すところなく発揮された。

先発を務めた櫻田(スポ2)
バットを構える鈴木(社3)

 同志社は後攻。先発を務める櫻田が初回からテンポよく抑えた。続く1回裏では1番バッター眞嶋(スポ4)がホームラン。「とりあえず塁に出ようという気持ちで(打席に)立っていた」(眞嶋)。幸先の良いスタートを切り、チームに勢いをもたらした(1-0)。3回裏でも眞嶋が再びヒットで出塁。「やることはいつも通り」(鈴木)。鈴木のタイムリーで眞嶋がホームに生還し、さらに相手を引き離す(2-0)。

活躍を見せた高浜(スポ4)

 気迫のピッチングで相手打線を黙らせる櫻田に応えるように、野手陣も奮闘。4回まで相手のスコアボードに0を並べ続けた。迎えた5回裏。高浜のレフト方向のヒットを皮切りに、日紫喜(商2)がレフト前ヒットで出塁。生駒(スポ3)も一塁へ出塁し、またもチャンスが訪れる。その直後、鈴木が二遊間を抜けるタイムリーを放ち高浜がホームへ(3-0)。続く小笠原(スポ3)もヒットで出塁するなど、打線がつながり着実に得点を重ねていく。ここで打席に立ったのは、1年生ながら上級生からの期待を背負うルーキー妹尾(スポ1)。ライト方向の痛烈な一打で生駒、鈴木、小笠原がホームへ生還し、一挙3点を獲得(6-0)。最後は江濱(スポ1)のタイムリーで7点差がつき、5回コールド勝ちでリーグ最終戦を締めくくった(7-0)。

 終始試合の主導権を相手に渡さず、同志社らしいプレーを見せた。春季リーグ戦を通して課題となっていたのは攻撃の決定力。ここぞという時の一本が出ず、膠着(こうちゃく)状態が続く場面に苦しめられてきた。「『打』を徹底的にやってきた感じがしてたから、それがしっかりと最後の最後で出し切れた」(鈴木)。目標としていた優勝は叶わなかったものの、課題を修正し全員総力で勝利をつかんだ和田組。「もっともっと成長したチームになれるようにこれからまた頑張っていきたい」(和田・スポ4)。春季リーグ戦で浮き彫りになった課題を受け止め、今後もさらなる進化を遂げていく。(小野理紗)
 

【スターティングメンバー】

1眞嶋(中)
2高浜(三)
3日紫喜(右)
4生駒(一)
5鈴木(二)
6小笠原(遊)
7伊藤(DP)
8前納(捕)
9江濱(左)

【バッテリー】

櫻田-前納

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