第56回西日本学生女子ソフトボール選手権大会
8月5日、山崎運動公園 くまのスタジアム(三重県)において、第56回西日本学生女子ソフトボール選手権大会が行われた。準決勝で環太平洋大を相手に大勝を挙げる。決勝の舞台では惜しくも中京大に破れたが、過去最高成績となる準優勝を果たし、満開の笑顔で西日本インカレを終えた。
西日本インカレ最終日は環太平洋大、中京大と対戦。優勝候補が相手にも関わらず、堂々としたプレーを見せた。「IPUさんに勝てたことはすごく自分たちの自信になった」(鈴木つ・社4)。対環太平洋大戦では、初回から打線が奮起した。1番バッターの鈴木つが三遊間を抜ける安打で出塁。日紫喜(商3)も続くと、小笠原(スポ4)に打席が回る。得点のチャンスに緊張感が漂う中、相手の失策が絡み2点を先制した(2-0)。2回に1点を返されるも(2-1)、3回表に小笠原の適時打で1点を追加(3-1)。さらに4回表にも日紫喜と妹尾(スポ2)の適時打で2得点を挙げた(5-1)。攻撃の勢いは弱まることなく、最終回には妹尾が左中間を抜ける二塁打で好機を演出。小笠原の適時打で得点に成功すると、完全に相手を引き離す。最後は櫻田(スポ3)が完璧なピッチングで試合を締め、6-1で白星を挙げた。
決勝の相手は強豪の中京大。猛暑の中、くまのスタジアムには多くの観客が詰めかけた。初回から得点圏に走者を進めチャンスをつくるも、得点にはつながらない。2回に先制点を許し(0-1)、早々に追いかける展開に。互いに攻めあぐねる時間が続き、0-1のまま迎えた最終回。一挙に2点を与えると、その後は攻撃の糸口をつかむことができず、0-3で敗北を喫した。
「ピンチの場面でも全員がまだ大丈夫だよと言うことができて、明るく試合できたところが成長した」(生駒・スポ4)。決勝で敗れたものの、期待以上の内容で幕を閉じた西日本インカレ。1年生ながら決勝で先発を務めた鈴木巴は、「自分が強豪に対してどのくらい通用するかというイメージを持てた」と前向きに振り返った。全日本インカレで最大の目標であるベスト4を達成すべく、残り少ない期間で調整を重ねる。(文責・小野理紗、撮影・岡本和香)
【スターティングメンバー】
〈 対環太平洋大戦〉
1鈴木つ(二)
2江濱(中)
3日紫喜(遊)
4妹尾(左)
5生駒(一)
6小笠原(三)
7関(DP)
8大久保(右)
9前納(捕)
【バッテリー】
櫻田-前納
<対中京大戦>
1鈴木つ(二)
2江濱(中)
3日紫喜(遊)
4妹尾(左)
5生駒(一)
6小笠原(三)
7関(DP)
8大久保(右)
9前納(捕)
【バッテリー】
鈴木巴-前納