ソフトボール部(女子)
HEADLINE

【ソフトボール部女子】無念の惜敗、全日本総合出場ならず

6月26日、なみはやグラウンド(大阪府)において第74回全日本総合女子ソフトボール選手権大会近畿予選会が行われた。同志社は武庫川女大と対戦。拮抗した争いを繰り広げるも、3-4で惜敗。全日本への道は閉ざされた。

 5月、京都府予選会で京産大を下した同志社。今試合での相手は春季リーグ3位の武庫川女大だ。「少ない点で、点を取れれば勝てる」(山口)。春リーグで打撃面を課題とした山口組は、打順を大きく変更。打撃が得意な選手を満遍なく配置し、下位打線においても攻撃的な攻めを試みる。全日本出場をかけ、近畿予選に挑んだ。

好投を見せた櫻田(スポ1)

 先発を務めたのは春リーグで大いに活躍を見せた櫻田だ。得意のコントロールを活かし、7回無失点7奪三振。ぶれない圧巻の投球を披露し、相手打線を封じた。

好投を見せる櫻田を援護したい打者陣。得点圏にランナーを進めるも、得点に結びつけることができない。スコアボードには0が並んだ。両者無得点で7回を終え、試合は延長タイブレークに突入する。

先制したのは武庫川女大だった。延長8回表、先頭打者に失策で出塁を許すと、続く7番打者に左適時打を放たれ1点を献上。勢いに乗った武庫川女大はその後も2者連続長打を放ち出塁。一気に3点を奪われた。

延長8回裏を0-3で迎える。急展開、追い詰められた同志社。しかし、ここで負けてはいられない。弓納持が無死一、二塁の場面から遊適時打を放つと、相手のミスを誘い、一挙2点を獲得。5番の生駒(スポ2)も意地を見せ、適時内野安打を放った。勝利への執念で同点に追いつき、試合は延長9回へもつれ込む。

弓納持(商4)

声援を送る選手たち

しかし、あと1本が出なかった。武庫川女大がさらに1点を追加し、3-4で迎えた9回裏。先頭打者が犠打で走者を三塁へと送ったものの、肝心のスクイズが決まらない。「決めるところで決めきれなかった」(山口)。タイブレークでは僅かなミスが命取りとなる。最後まで粘りを見せたが、後続打者を抑え込まれ、無念にも敗北を喫した。

山口組として挑む大会は、残すところあと2つ。依然として課題となっているのは攻撃力だ。「ほぼノーヒットが春から続いている」(杉原監督)。9月に控えるインカレでは、全国の強豪校と対抗しなければならない。勝ち切れるチーム作り、試合運びは必要不可欠だ。課題をどれだけ克服できるか。それが日本一への道のりで鍵となる。(撮影・文責 城山歩美)

【スターティングメンバー】

1眞嶋 (右)

2弓納持 (左)

3堀井 (DP)

4山口未 (捕)

5生駒  (一)

6小笠原(遊)

7麻生 (三)

8塩川 (中)

9鈴木(ニ)

〈バッテリー〉

櫻田―山口、和田―山口

ページ上部へ