11月19日、園田学園女子大学にて第39回関西学生ソフトボール新人戦が行われた。同志社は、園田学園女大と大阪青山大のダブルヘッダーに挑んだ。園田学園女大戦では5ー1、大阪青山大戦では4ー0のスコアで勝利。チーム一丸となって奮闘し、新人戦優勝を果たした。
1試合目の相手は、強豪・園田学園女大。新人戦を優勝で飾るため、絶対に負けられない戦いが始まった。
初回から連打で満塁のチャンスをつくると、2点を先制(2ー0)。1回裏では相手の出塁を許すも、ここで先発を務めた櫻田の好投が光る。2、3回を三者凡退に抑えると、安定感のあるピッチングで圧倒した。しかし、同点に追いつきたい園田学園女大も意地を見せる。4回裏では中軸が二塁打で出塁。後続打者が安打で走者を帰し、1点差に迫いつかれた(2ー1)。
迎えた6回表。再び同志社が得点を動かした。小笠原(スポ2)が二塁打で出塁すると、前納が左翼手の頭を越える二塁打を放ち、1点を追加する(3ー1)。さらに相手の失策で1点を加え、リードを3点に広げた(4ー1)。7回表では、相手のエラーで生駒(スポ2)が出塁。日紫喜(商1)のゴロの間に3塁へと到達すると、鈴木(社2)の適時打でホームに帰り、追加点をあげる(5ー1)。「低めに低めに、打ち取っていけるように投げていた」(入口・社1)。5回からマウンドに上がった入口の活躍もあり、点差を縮めさせることなく勝利。決勝戦進出を決めた。
決勝戦の相手は大阪青山大。初回表では、ヒットを打たれ出塁を許すも、後続を抑える。先制点をあげたのは、同志社だった。初回裏で日紫喜が四球で出塁すると、鈴木の二塁適時打でホームへ(1ー0)。ここからさらに勢いを増すと、3回裏、再び好機が訪れる。眞嶋(スポ3)が右中間を破る三塁打で出塁し、生駒のタイムリーで1点を追加(2ー0)。さらに、相手の失策により追加点を獲得した(3ー0)。その後、鈴木が3塁まで進むと、前納の一振りでホームに生還(4ー0)。相手のスコアボードに0を並べ、最後までリードを守り切ると、新人戦優勝を決めた。
「目の前の相手を倒そうという気持ちでやっていた」(前納)。1、2回生が中心に出場し、つかみ取った新人戦優勝。しかし、その裏には3回生をはじめとする多くの人の支えがあり、まさに部員全員の力で成し遂げた快挙だった。だが、日本一の目標を掲げる彼女たちにとって、新人戦優勝は単なる通過点に過ぎない。冬の間に練習を積み重ね、春リーグでどこまでその成果を発揮できるか。この結果で得た自信を胸に、さらなる高みへまい進し続ける。(文責:小野理紗、撮影:栗林真菜)
<園田学園女大戦>
【スターティングメンバー】
1生駒(一)
2日紫喜(中)
3鈴木(二)
4小笠原(遊)
5前納(捕)
6大久保(左)
7瀧川(右)
8田中(三)
9眞嶋(DP)
FP櫻田
【バッテリー】
櫻田-前納 入口-前納
<大阪青山大戦>
【スターティングメンバー】
1生駒(一)
2日紫喜(中)
3鈴木(二)
4小笠原(遊)
5前納(捕)
6大久保(左)
7瀧川(右)
8田中(三)
9眞嶋(DP)
FP入口
【バッテリー】
入口-前納 櫻田-前納