5月3日、サザンスタジアム(大阪府)で第55回春季関西学生ソフトボールリーグ戦甲南大戦が行われた。同志社は初回に呼び込んだ流れを崩すことなく7-4で勝利を収めた。

　初回、桒田(商3)が四球を選び塁へ出ると、守備のミスの間に本塁へ駆け込み1点先制に成功する。さらに山本(商2)、圓座(商3)もきっちり見極め2死満塁のチャンスを演出。ここでDP神尾に打席が回る。「点数は入っていたので、気負わずに行った」(神尾)とインコース低めに入った真っすぐを左翼スタンドへ叩き込み満塁本塁打に。甲南大を大きく突き放した。

　先発は山本（商2）。初回から相手打線につかまるも、粘りの投球で切り抜ける。しかし2回表、先頭に四球を与え出塁を許すと、次打者に左安打を浴びるなど無死満塁のピンチを招く。なんとか抑えたい場面だったが1番に左翼側へ適時打を放たれ4失点。課題の残るピッチングとなった。

　2回途中から鶴田(商3)にスイッチ。5イニングと2/3を投げ、被安打3ながら無失点で抑える好投でスコアボードに0を並べた。

　鶴田を援護したい打線は2回裏、先頭の牧雄(商4)が内野安打で出塁すると、2番牧大(商2)が犠打を決め1点を追加。さらに3回にも四死球で塁を進め、高橋(商1)がライト方向へ打球を飛ばしさらに点差を拡大した。

　最終回まで本塁を踏ませることなく、7-4で試合終了。「勝つに越したことはない」(桒田)。開幕3連勝を飾り、一歩一歩着実に優勝へと歩みを進めている。露呈した課題を修正し、次戦も白星を勝ち取る。(文責・撮影:金海彩夏)

スタメン

1 桒田(三)

2 牧大(二)

3 山本(投)

4 近藤(一)

5 圓座(左)

6 上野(捕)

7 神尾(DP)

8 高橋(右)

9 牧雄(遊)

FP 萩原(中)

バッテリー

山本、鶴田ー上野