5月20日、サザンスタジアム(大阪府)で第55回春季関西学生ソフトボールリーグ戦インカレ予選大経大戦、京大戦が行われた。同志社は大経大に12-0、京大に10-1で勝利し、2年連続のインカレ出場を決めた。
1戦目は大経大戦。初回から上野の適時打で先制すると、その直後に神尾が本塁打を放ち、幸先よく4点を入れる。2回にも牧大と圓座(商3)が適時打を放ち、2点を追加した。
負けたら終わるインカレ予選の先発を任されたのは1年生エース高橋。「なるべく少ない失点で2試合頑張ろうと思いました」(高橋)。初回の先頭バッターに安打を許すも、そこから3回まで8者連続で三振に切った。
打線は4回、先頭の圓座が四球で塁に出たあと、「打った瞬間いったと思いました」と近藤(理工3)が本塁打を放つ。さらに神尾が2打席連続となる柵越えを披露。「1打席目のほうが(感触が)よかったんですけど、両方超えてよかったです」(神尾)。打線がつながり、この回までで二桁得点に到達した。
4回裏にマウンドに上がったのは左腕の鶴田(商3)。安定感のある投球で相手打線を3者凡退に抑える。
ここで点差による試合規定により試合終了。12-0で1勝目を飾った。
続く2戦目の相手はリーグ戦で対戦した京大。この試合でも打線は、初回から先頭打者の桒田(商4)が3塁打で塁に出ると、続く牧大が犠牲フライを放ち1点先制。さらにエラーなども重なり、この回に3点を挙げた。3回にも近藤と神尾が適時打を放ち、4点を追加する。
2戦連続で先発をつとめた高橋は1、2回を無失点に抑える。しかし3回裏、死球により塁に出た走者が、相手3番の中安打でホームに帰り、1点を返された。
攻撃陣は5回に上野が四球で出塁し、迎えたバッターは7番山本。「点差が結構あったんで気楽に行こうと思いました」と打球は中堅手の頭を超える本塁打となる。さらに桒田の適時打で、9点差まで広げた。
ここまで9個の三振を奪っている高橋が最終回もマウンドに上がった。一死からエラーでランナーが出るも、相手打線を完璧に抑えスコアボードに0を刻む。
この試合も試合規定により10-1で勝利し、2年連続となるインカレ出場が決定した。
リーグ戦前より目標としていたインカレベスト8に向け、まずは出場権を獲得した桒田組。「インカレベスト8っていう部分をチーム目標として戦ってきいるので、これからまた練習して各々スキルアップしていきたいです」(桒田)。全国からの強豪校が集まるため、接戦になることが予想される。投打かみ合う試合展開と選手全員の活躍で勝利を手繰り寄せろ。(栗林真菜)
大経大戦スタメン
1 桒田(三)
2 牧大(二)
3 圓座(左)
4 近藤(一)
5 上野(捕)
6 神尾(DP)
7 山本(右)
8 高橋(投)
9 牧雄(遊)
FP 萩原(中)
バッテリー
高橋、鶴田ー上野
京大戦スタメン
1 桒田(三)
2 牧大(二)
3 圓座(左)
4 近藤(一)
5 上野(捕)
6 神尾(DP)
7 山本(右)
8 高橋(投)
9 牧雄(遊)
FP 萩原(中)
バッテリー
高橋ー上野