
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | R | H | E |
同志社 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 0 | 7 | 9 | 1 |
神戸学院大 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 6 | 3 |
第57回春季関西学生ソフトボールリーグ戦
4月29日、神戸学院大学第5グラウンドで第57回春季関西学生ソフトボールリーグ戦対神戸学院大戦が行われた。リーグ最終戦となり、優勝をかけた同志社は7-3で勝利。開幕戦から敗北することを知らず全勝優勝を成し遂げ、輝かしい成績を残した。

初回、先頭打者の藤井(スポ3)が右安打を放ち出塁すると盗塁にも成功しチャンスを拡大。相手投手の四球や失策が絡み、幸先よく待望の先制点を挙げた。続く2回、1死1.3塁の好機で打席に入ったのは主将・牧(商4)。主将としての意地を見せた中適時打を放ち、さらに2点を追加した。打撃陣に応えるべく、先発の高橋は1.2回と三者凡退に抑える完璧なピッチングを披露し上々の立ち上がりを見せる。「コースというより高さを意識して低めに投げるようにした」(高橋)。攻守がかみ合った理想的な試合を繰り広げ、牧組の勢いは加速した。

迎えた3回では、山本(商4)から豪快な本塁打が飛び出し、ベンチからも大きな歓声が上げられた。攻撃の手を緩むことなく試合は4回へ。辻(スポ3)が安打で塁にでると四球や相手の失策で進塁に成功した。ここで打席が回ってきた高橋が左飛を放つと上野(スポ3)の連打で2点を追加し、さらに点差を広げた。
だが喜びは束の間、4回裏に同志社は4番打者に左二塁打を許すと立て続けに右安打を浴び、2点を献上。それでも高橋は粘り強く投げ続け、その後は追加点を与えなかった。

続く5回表、辻が持ち前のセーフティーバントで出塁し好機を演出すると相手投手の暴投で2死2塁。さらには盗塁に成功しチャンスを広げた。ここで相手守備のエラーにより辻が生還。絶好のチャンスをものにし着実に点を重ねていく。「初回から先制してずっとリードを守れて点も重ねられてよかった」(牧)。大きくリードを広げた同志社だったが決して気を緩めることなく守備についた。なんとか無失点で抑えたい高橋は落ち着いた投球で二者連続三振に仕留める。しかし直後に四球でピンチを招くと左安打、中安打と連打を許し1失点。悔しい失点となるもその後は粘投を披露し、この回を最小失点で切り抜けた。
迎えた6回、同志社は3人で攻撃を終える。最後まで好投を見せた高橋は無失点に抑え、時間規定により7ー3で試合終了。
春季リーグ戦全勝優勝を果たし、秋春ともに2連覇を成し遂げ、最高の締めくくりとなった牧組。「1番の勝因は全員が勝ちたいと思っていたこと」(牧)。秋リーグで11年ぶりに快挙を成し遂げ、またも今春季リーグで歴史を塗り替えた。「インカレ優勝っていう最終目標に向かってまだまだやることはたくさんある」(牧)。とさらなる高みを口にした主将の牧。リーグ優勝は最終目標である日本一への第一歩となったに違いないだろう。同志社ソフトボール部男子の快進撃はまだまだ止まらない。(文責・撮影:小野里律子)
スタメン
1 藤井(三)
2 高橋(投)
3 西(左)
4 上野(捕)
5 山本(右)
6 大西(一)
7 高井(中)
8 辻(遊)
9 牧(二)
バッテリー
高橋、上野