5月15日、なみはやグラウンド(大阪府)で第54回関西学生ソフトボールリーグ戦インカレ予選大阪大戦が行われた。同志社は5―0で勝利し、目標であったインカレ出場権を勝ち取った。
初回、先頭打者・桒田(商3)がいきなりセンター前ヒットを放つ。続く牧雄も四球で出塁すると、相手のエラーが絡み2点を先制した。その裏、先発・鶴田の好投が光り、相手打線を三者凡退に抑える。
2点リードで迎えた3回、9番高橋尭(商4)が内野安打で塁に出る。後続が四球と内野安打でチャンスを広げ、さらに2点追加することに成功した。足を絡めた積極的な攻撃でリードを広げた同志社はその裏。またしても鶴田が隙のないピッチングを披露し、相手の攻撃をテンポよく3人で終えた。守備から勢いに乗りたい同志社だったが、その後は相手投手に抑え込まれ、6回までスコアボードに0を並べる。
なかなか一本が出ないまま最終回の攻撃を迎える。ここまで春季リーグほぼ全試合で先発を務めチームを支えてきた鶴田が打撃でも魅せた。フルスイングした打球はセンターの頭上を越え、本塁打となる。「たまたま打てただけ」と謙虚に語ったが、投打二刀流の活躍に、主将は今リーグのMVPと太鼓判を押す。このまま7回裏の相手の攻撃を三者凡退に抑え、試合終了。
目標であったインカレ出場を達成した髙橋大組。主将は「インカレ出場に向けて今まで必死にやってきたので、報われて良かったな、というのが1番の気持ちです」と今リーグを振り返った。また、鶴田は「厳しい戦いになってくると思うので、もう一度チーム全体のレベルを上げてしっかり勝てるように頑張りたいです」と前向きな姿勢で語った。投打ともにさらなる成長を見せ、インカレの舞台で躍動する髙橋大組に期待がかかる。(大西皐月)
スタメン
1 桒田(二)
2 牧雄(遊)
3 圓座(左)
4 髙橋大(捕)
5 樫本(右)
6 神尾(DP)
7 近藤(一)
8 鶴田(投)
9 高橋尭(三)
FP 清水(中)
バッテリー
鶴田―髙橋大