9月11日、岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場(富山県)で第57回全日本大学男子ソフトボール選手権大会2回戦中京大学戦が行われた。同志社は5―12で敗北を喫した。
1回戦は相手の福島大学が棄権をしたため不戦勝となり、迎えた今回の2回戦。中京大学は前回の西カレでも負けた因縁のチームだった。
初回1番、2番打者がアウトを取られるも、3番・圓座(商2)が単打で出塁。続く4番・主将の髙橋大の適時打により1点を先制する。
同志社の先発は鶴田。「西カレで負けた相手だったので、リベンジの気持ちで行きました」と意気込んで臨んだ今試合。しかし1回裏、制球が定まらず中京大は打者一巡の猛攻となり、6点を奪われすぐに勝ち越されてしまう。
追う同志社は2回表、連続死球で無死一、二塁とすると、先発・鶴田が自らのバットで1点を返す。なおも一、三塁のチャンスで9番・髙橋尭。「入れという思いで走っていたので、入ってくれて良かったです」と語った打球はセンター方向への本塁打となり1点差まで迫る。
味方の好守備もあり次の回をテンポよく抑えた鶴田だったが、3回の裏、四球や失策も絡み相手主将の本塁打を含む3本の安打により5点を奪われリードが広がる。追いつきたい同志社だったが、4回、5回と三者凡退に抑えられ、得点を挙げることができない。
迎えた5回裏、中京大の先頭打者に本塁打を打たれ7点差によるコールド負け。同志社が5-12で敗北した。
4年生にとって大学生活最後の大会となった全日本インカレ。主将は最後に「4年間で初めてインカレに来られて、最後に西カレよりいい試合ができたので悔いはないです」と締めくくった。そんな中、来週に迫った秋リーグ。桒田組の新体制でチームワークを強めていき、1部残留に向けて勝利を目指す。(栗林真菜)
〇インタビュー
――後輩へのメッセージ
髙橋大「技術面よりはもっとコミュニケーションをとったり、性格の面でもっと素直な気持ちを持ったりすることが必要だと思っているので、そういうところを身につければもっと良い成績が残せると思います。」
髙橋尭「最後はこういう形で点差が開いて負けてしまったので、自分たちをインカレの結果で超えてほしいっていうのが後輩たちへの思いです。」
樫本「今から抜けるのが4人だけで、ピッチャーも残っているし打つバッターも残っているというところで、すごく強くなるだろうな、と感じているので、期待しているので、また富山に来て観戦できるように頑張ってほしい。自分達より越してほしいと思います。」
清水「3.2.1回生多いと思うので、まずは今日出てたファーストの近藤寿哉とレフトの圓座俊輝、ピッチャーの鶴田にチームを引っ張っていってもらって、3回生はこれから就活も始まると思うので、出てたメンバーの2回生が引っ張っていって自分達の結果を超えてほしいと思います。」
――同期へのメッセージ
髙橋大「自分はキャプテンになって、言ったりとか仕切ったりとか得意じゃないのでそういうところは任せっきりだったんですけど、みんなが助けてくれてインカレに行くことができたので、同期には感謝の気持ちでいっぱいです。」
髙橋尭「なんでも話せる仲だったので、ここまでやってこれたのは他の3人がいてくれたっていうのがあるし、ソフトボール以外でも色々楽しくやってこれたので、自分がこの環境で最後まで楽しくやれたのは4回生のみんながいてくれたおかげだと思っています。」
樫本「毎日のように一緒にいた仲間なのでこれから会えなくなるのは寂しいですけど、この4人に出会えたことは良かったと感じているので、就職してもこれから先も定期的に会えたらな、と思っています。」
清水「ほんとにめちゃめちゃ楽しくて、なんでも言える存在で、遠慮なく、ソフトのことはもちろんプライベートの部分も充実して4年間この同期とソフトができて良かったと思います。」
スタメン
1 桒田(二)
2 牧雄(遊)
3 圓座(左)
4 髙橋大(捕)
5 樫本(右)
6 神尾(DP)
7 近藤(一)
8 鶴田(投)
9 髙橋尭(三)
FP 清水(中)
バッテリー
鶴田―髙橋大