令和6年度関西学生ソフトテニス秋季リーグ戦
10月5、6日に三段池公園テニスコート(京都府)で令和6年度関西ソフトテニス秋季リーグ戦が行われた。女子部は2勝3敗で一部リーグを4位という結果でリーグ戦を終えた。「チーム全体として、この試合は個人戦ではなくチーム戦という認識で取り組んできた」(白鳥・スポ3)。新チームが始動して間もなく不安がある中、個々の選手が懸命に奮闘し、最後まで戦い抜いた。
1日目の初戦の相手は立命大。「しっかり初戦から自分たちのペースでテニスをしよう」(吉根・経1)と挑んだ1試合目。デュースに持ち込む激戦を繰り広げたが0ー3で惜しくも敗れた。続く2試合目は神戸松蔭女子大との対戦。相手にくらいつくがまたもや0−3で敗北した。そして2連敗で迎えた1日目最終戦である天理大戦。ここで負けると入れ替え戦になるかもしれない場面であった。緊張感が高まる中、吉根・馬渕(スポ2)ペア、岸浦(商3)、堀(経1)・白鳥ペアが出場した。一番手であった吉根・馬渕ペアが1対戦目を落とし、追い込まれてしまう展開となる。続く2対戦目では岸浦の安定のプレーでポイントを重ねる。4ゲーム目では鋭いシュートで相手の体勢を崩し、ストレートを決めた。相手に点を与えないままG4−0で勝利した。また、3対戦目ではラリーが続く苦しい展開となったが、1ゲーム目から堀のスマッシュが決まり、連続でセットを奪うなどチームを勢いづけた。結果2−1で勝利を果たし、初日初の勝ち星を上げた。「チーム一丸となって勝つことができた」と白鳥は振り返った。
1勝2敗で迎えた2日目。強豪関大との対戦では、序盤から吉根が積極的に攻め、相手のミスを誘い、1対戦目の1ゲーム目でデュースに持ち込み粘った白鳥・吉根ペア。しかしボレーミスと相手の強打を返せず、さらに2ゲーム目では相手のナイスコースで間をつかれ、2セット連続で取られてしまった。3対戦目では4ゲームまで両者交互にセットを奪い、最後まで攻撃を続ける姿勢見せた。その後も奮闘するも、点は取れず結果0−3と敗北を喫した。リーグ戦最終戦は関西外大戦であった。1対戦目を制し、2対戦目に出場した岸浦に望みがかかった。安定したプレーで得点を重ね、確実にシュートを決めていく。3ゲーム目では、相手の動きを読んだナイスコースで連続得点しG4−0で勝ち切った。その後ミスが目立ちセットを許したが2−1で同志社の勝利となり、最終結果4位で秋季リーグ戦の幕を下ろした。
「チームとしてまだ安定していない状態で迎えた試合だった」(白鳥)。不安の中粘り強く試合に挑んだ今大会。今後はこの悔しさを胸に優勝という目標を果たすため、チーム力を高め、全体としてレベルアップすることを誓う。(津田花暖)