
2025年度関西学生ソフトテニスダブルス選手権大会
5月31日、同志社京田辺キャンパス(京都府)で2025年度関西学生ソフトテニスダブルス選手権大会2日目が行われた。夏に行われるインカレ出場権を懸けた重要な今大会。同志社からは6ペアが2日目に駒を進めた。
勝てばベスト8が決まる戦い。塚本(スポ2)・長根新(スポ3)が関学大との一戦に挑んだ。1ゲーム目から自身のミスに苦しみ、そのまま3ゲームを落とす。次こそは取りたい4ゲーム目。長根新のスマッシュでデュースに持ち込むと、このゲームをものにした。流れを引き寄せた塚本・長根新ペアは次のゲームも連取するも、関学大相手に敗北。「技術的には負ける相手ではなかった。でも最後勝ち切れなかったというのは、技術も含めて他にも色々練習も含めてもう少し頑張らなきゃいけない」(長根新)と敗戦を振り返った。

同じくベスト8掛けの試合では清水(商2)・宮田(スポ1)ペア対松本(商3)・盛岡(商1)ペアの同校対決が行われた。両ペア宮田、盛岡の両前衛が好プレーを連発。両者一歩も引かないゲーム展開を繰り広げるも、G(ゲームカウント)4-2で清水・宮田ペアが勝利に王手をかけた。流れを自身に引き寄せたい松本・盛岡ペアは7ゲーム目。ストレート展開で松本が逆クロスにコースを変えるアタックを決めるナイスコースの一撃を見せつけた。しかし、宮田のボレーが炸裂し軍配は清水・宮田ペアに上がった。このまま清水のシングル、ダブルスの関西二冠かと思われたベスト4掛け。相手に関西シングルスの決勝の舞台で戦った近藤を擁する関学大ペアを迎える。何としても勝ちたい試合であったが、ファイナルゲームまでもつれ込んだ末に敗北した。

チーム唯一のベスト4入りを果たしたのは今シーズンに入り頭角を現した貴志(生命2)・ニューフェイスの阿部(スポ1)ペア。開始から2ゲームを落とすも、続く第3ゲーム。貴志が強打で相手のボレーミスを誘うと、自身の持ち味である強気な攻めで相手を翻弄(ほんろう)。2ゲームを連取し、相手に追い付いた。しかし、その後に思うように攻めることができずG3-5で決勝進出とはならなかった。しかし、3位となり貴志・阿部は共に大学進学後初の個人表彰台。「入学してから2カ月。初めての賞状で1つ自信になった」(阿部)と笑顔を浮かべた。

シングルスに続き、ダブルスでも7ペアが9月に行われるインカレへの出場を決めたソフトテニス部男子。大学枠で部員全員のインカレ出場も決まった。「自分が結構調子良くて、したいことができた」(貴志)。昨年から関西で名をはせるペアに加え、新たなペアが存在感を示した。
続くは今週末に行われる全日本大学王座決定戦。関西で死闘をものにした同志社が全国の舞台で栄冠を手にするべく、旋風を巻き起こす。(文責・奥谷陽菜、撮影・矢部彩香、奥谷陽菜)