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【ソフトテニス部】個人戦で清水・宮田ペアが3位

令和7年西日本学生ソフトテニス選手権大会

 7月20・21日、ヤマタスポーツパーク(鳥取県)で令和7年西日本学生ソフトテニス選手権大会が行われた。個人戦に同志社からは12ペアが出場。1日目ではベスト32(一部、ベスト64)までが出そろった。2日目に進んだのは佐藤(経3)・宇都(文情2)ペア、塚本(スポ2)・長根新(スポ3)ペア、松本(商3)・盛岡(商1)ペア、清水(商2)・宮田(スポ1)ペアの4組。準決勝まで勝ち上がった清水・宮田ペアが3位、松本・盛岡ペアと塚本・長根新ペアがベスト8、佐藤・宇都ペアがベスト16に入った。

(左から)宇都、佐藤

 過酷な道のりだった。今大会で個人戦にエントリーしたペアは計394組。優勝するためには、シード選手でも8勝が絶対条件になる。「団体戦の悔しさを個人戦につなげたい」(松本)。1日目では多くのペアが初戦を突破し、練習の成果を発揮。2日目に進んだ4ペアも持てる力を出し切った。

 佐藤・宇都ペアは、5回戦で福山平成大ペアにG(ゲームカウント)5-1で快勝。次の相手は第1シードの中村・永江ペア(福岡大)に決まった。ダブルフォワードの2人は第1ゲーム、カットサーブで相手を崩すと4-0で圧倒しゲームを奪取。勢いそのまま優勝候補撃破かと思われたが、すぐさま対応される。第2ゲームで早々に連続サービスエースを献上。デュースを取り切れず流れが相手に移る。G1-3で迎えた第5ゲーム。持ち味であるスマッシュがさえ、ゲームを奪うも反撃はここまで。一矢報いたがG2-5で敗北し、ベスト16で今大会を終えた。

プレーする塚本・長根ペア

 塚本・長根新ペアも滑り出しは好調。「団体戦であまりよくなかったので個人戦では」(長根新)と主将として名誉挽回を期す。難敵関学大ペア、関大ペアにそれぞれG5-1、G5-2で勝利し相手を寄せ付けない。そして、団体戦2位の立役者である松本・盛岡ペアは個人戦でも真価を示す。2日目の初戦で四国大ペアにG5-3で勝利すると後藤・上通ペア(関学大)にG5-0の完勝、桃山学院大ペアにも勝利。松本の鋭いクロスボールと盛岡のボレーが光り、一気にゲームを取り切った。清水・宮田ペアも危なげない戦いを披露。「西日本で負けていたらインカレでも勝てない」(清水)。第2シードとしてのプライドを見せつけ、2連勝を飾った。

躍進を遂げた(左から)盛岡、松本

 以上3ペアがベスト8に進み、清水・宮田ペアは松本・盛岡ペアとの同士打ち。塚本・長根新ペアは神谷・中内ペア(関学大)と対戦した。「1年生から結果を出すことにこだわっていた」(宮田)。同校対決は宮田のボレーを中心にゲームを組み立てた清水・宮田ペアに軍配。一方の塚本・長根新ペアはファイナルゲームにもつれ込む死闘となったが踏ん張れず。G4-5(F5-7)。1点の重みを痛感する、悔しい敗北を喫した。

フォアハンドを打つ清水
ガッツポーズを見せる宮田

 準決勝で清水・宮田ペアは神谷・中内ペア(関学大)と対決。仲間のリベンジを果たすべく、コートに向かう。互いにサービスゲームを取り合いG2-2の互角の勝負。分岐点になったのは第5ゲームだった。「G2-2で追い付いた5ゲーム目で取り切れなかった」(宮田)。2ー0リードの場面で、清水のストレートに打ったボールがネットにかかる。これをきっかけに相手のクロスボールや、ベースライン上の深いボールを返球できず流れを手放した。「あと1本離したい時に、いらないミスが出て詰めが甘かった」(清水)。ここから3ゲームを落とし、団体戦を含めて今大会初黒星を喫する。昨年戦った決勝のコートに立つことはできなかった。

 「優勝を目指していたので、準決勝で負けたのは普通に悔しい」(清水)。1、2年生ペアでありながら、既に他大学に恐れられる清水と宮田。西日本インカレ前の京都府学生個人戦では優勝、今大会は3位となり心強く頼もしい存在だ。8月末から行われるインカレまで残りあと1カ月。清水は「ペアとしての完成度を上げて関東の大学に立ち向かう」と目線は前を向いている。試合一つ一つの経験を成長へとつなげていきたい。(矢部彩香)

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