
第80回三笠宮賜杯全日本学生ソフトテニス選手権大会
9月2・3日、千葉県総合スポーツセンター庭球場他で第80回三笠宮賜杯全日本学生ソフトテニス選手権大会が行われた。同志社からは長根新(スポ3)、今井(文情2)、塚本(スポ2)、清水(商2)、長根慎(スポ1)が出場。清水が昨年に続きベスト8で今大会を終えた。

塚本は団体で全国制覇を成し遂げた法政大と対戦。難敵相手に1ゲームを奪取するも、相手の強烈なストロークに苦しめられG(ゲームカウント)1-4で敗退を喫した。1回戦を制した長根新は日体大と対戦。団体準優勝校の選手を攻略できずG1-4今大会を終えた。

シングルに唯一1年生で出場している長根慎は持ち味の粘りのラリーを見せ、相手を翻弄。初日に2勝し、2日目へ駒を進めた。
今大会シード権を獲得し、2回戦から登場した清水。シングルス直前、「団体もダブルスも誰も結果が出ていないので、シングルスだけは僕が結果を残してチームを引っ張っていきたい」と語っていた。日体大との対戦では2ゲーム目に自身のミスと相手の好サーブでG1-1に持ち込まれる。しかし、相手に流れを渡すことなく3ゲームを連取し、1日目を終えた。

5日間に及ぶ熱戦を繰り広げたインカレ最終日。初戦から清水がG4-0のストレート勝利でベスト32入りを決める。続く長根慎は日体大に序盤からリードを許す。G0-2で迎えた第3ゲーム。相手のミスを誘い、このゲームをものにする。このまま流れに乗りたかった長根慎だったが、G1-4で初のインカレを終えた。
清水のベスト8をかけた法政大との一戦。ツイストやボレーを巧みに使いG3-1で勝利に王手をかける。第5ゲームでも相手のミスを誘い、見事ベスト8にし進出した。

昨年の記録を越えたいベスト4がけ。開始から自身もミスに苦しみ2ゲームを相手にとられる。このまま流れを渡したくない第3ゲーム。清水のボレーとレシーブがさく裂し、デュースまで持ち込むとこのセットをものにする。つづく第4ゲームを相手に渡すも、第5ゲームではミスを誘い、G2-3に持ち込んだ。何としてもファイナルに持ち込みたい第6ゲーム。お互いに相手のミスを誘いデュースにもつれ込む。しかし、WF(ダブルフォルト)で相手にアドバンテージを与えると、挽回することができず、ベスト8で敗退となった。
「あと1回、あと1点がと切りれず負けにつながった。これからはその1点に対する執着心を持って練習したい」(清水)。試合後悔しさをにじませた清水。今月末には新体制のもと初めての秋季リーグが行われる。全国で見つけた課題と向き合い、再び関西の地で輝きを放つ。(奥谷陽菜)