９月24、25日にマリンテニスパーク北村（大阪府）で令和４年度関西学生ソフトテニス秋季リーグ戦が行われた。男子部は１部リーグで４位、女子部は２部リーグで優勝を果たし、入れ替え戦で１部リーグ昇格を決めた。

　男子部は初戦を天理大学と対戦。吉根（スポ３）・藏座（生命２）ペアがG２−４で敗北するも、雑賀・滝瀬ペアがG4-3の激闘の末勝利を収めた。１−１の局面で沼尾（文情２）がコートに立つ。格上相手に1セット奪うも、G 1-4で敗北し１−２のピンチを招く。次に試合を行ったのは、この秋からキャプテンを務める藤久と林（社２）ペア。G４−０で相手に1セットも与えない猛攻を見せた。１回戦、勝敗の命運が高田（生命３）・大原（経２）ペアに委ねられる。相手の攻撃に耐えられず、１、２セット目を落とすもその後２度のデュースを制し、G ４−２で勝利。３−２で天理大学相手に勝利を収めた。

　続く２、３回戦はどちらも２−３で勝利を逃す。４回戦では最初の２試合を落とし危機を招くも、後半３試合連続で相手に白星を飾り３−２で勝利。５回戦は、高田・大原ペアを除いたペアが黒星を飾り、１−４で敗北した。１勝４敗の天理大学に続き、２勝３敗で１部リーグを４位で終えた。

　一方、女子部は１日目の試合を全勝し、２日目に挑んだ。残った２試合では、相手に１点も与えることなく勝利。２部リーグで全勝し、入れ替え戦へと駒を進めた。

　入れ替え戦で最初に戦ったのは高岡・松橋（スポ１）ペア。3セット目で３度のデュースを繰り返す激闘を制し、G4-0で相手を完封した。続く廣江（文情３）は1セット目を落とすと2セット目も連続で落とし苦しい状況に立たされる。なんとか3セット目を奪うも、中々本領を発揮できず、G2-4で今リーグ初めての黒星を飾った。入れ替え戦２試合目を終え１−１で迎えた最終対決。多田（スポ３）・吉本（スポ３）ペアが相手を下すべくコートに立った。最初の2セットをテンポよく制すも、相手もリーグ降格の危機に意地見せ、その後連続で２セット相手に許す。試合はファイナルゲームまでもつれ込み、会場に緊張がはしった。相手の強烈なサーブから試合が開始するも、正確にボールを返し相手のアウトによって貴重な先制点を獲得。その後も相手のミスが続き３ポイント先制した。しかし、４球目で初めて相手にポイントを許す。その後は相手のサーブミスと、吉本の隙をつくスマッシュによって５−１と、点差を広げた。残り2ポイントで同志社のリーグ昇格が決まろうとする中、相手の巧妙なボール捌きに連続で4ポイント落とし５−５と、同点に並ぶ。両者一歩も譲らない攻防が続く中、冷静なプレーで相手の隙に正確にボールを落とし、ポイントを奪った。その後、吉本のアウトを誘い出すボールによって点を決め、G4-3で勝利。悲願の１部リーグ昇格を果たした。

　「このままだと１部校には勝てないので、チームをもう１回見直して１部で優勝することそして王座に行くこと、チームとしてもう一皮、二皮向けて上のステージへ行きたいと思います」（多田）と、春リーグで王座を狙う意気込みを見せた。

（文責・撮影：白川愛莉、西村姫乃）