スピードスケート部
HEADLINE

【スピードスケート部】インカレの舞台で躍動

第96回日本学生氷上競技選手権大会ショートトラック競技 

 10月21、22日に帝産アイススケートリンク(長野県)で第96回日本学生氷上競技選手権大会ショートトラック競技が行われた。同志社からは学校対抗競技に計7人、オープン&バッジテスト競技に計5人が出場。表彰台入りこそ叶わなかったが、各々が昨シーズンから成長し全国の舞台で躍動した。

 「去年と比べて、どの選手も1つ勝ち進むことができた」(吉森・文3)。強い寒気の影響で気温が氷点下と厳しい環境のなかでも、同志社の戦いは熱かった。

 まずは同志社のエース田中(スポ3)。10月上旬には、前年度の全日本上位大会で上位35人入りを果たした選手のみが出場権を得られる全日本距離別選手権にも出場。着実に力をつけ、今大会に臨んだ。大会1日目、女子500m。準々決勝を組2位の着順、準決勝を組3位ながらもタイムで突破し、迎えた決勝のレース。「エッジング(他選手とぶつかること)してしまい、勢いが落ちてしまった」(田中)。毎大会で顔を合わせるライバル達に遅れを取り5位。それでも、その後の1000m予選を危なげなく勝ち上がり、翌日の準々決勝に視線をうつした。

 翌日、1000m準々決勝は激しいレース展開となった。着順で勝ち上がれるのは組2着まで、その他タイム上位2選手が準決勝に勝ち上がれる条件の中で、同組の別所(東海大)、金原(山梨学院大)といった強敵を相手にした。3番手につけた田中は、中盤まで一団となりながら隙をうかがう。最後は内寄りのコースを使い、追い抜きを試みるもあと一歩及ばず組3着。それでもタイムで準決勝進出を果たした。

 迎えた準決勝。中盤まで理想の展開でレースを進めるも、予想外の出来事が田中を襲った。レースが終盤に差し掛かるタイミングで、前を走る選手の転倒に巻き込まれ、田中も転倒。受け身を取れず転倒した為、立ち上がりはしたが、そのまま連盟判断で棄権となった。インカレという大舞台でまさかの結果に終わったものの、シーズンはまだ始まったばかり。3週間後には西日本大会、その後は全日本選抜が控える。「しっかりと練習していきたい」(田中)と前を向いた。

競り合う田中(レースキャップ30)

 男子は最上級生の遠藤(商4)が最後のインカレに臨んだ。1500mでは準決勝、1000mでは準々決勝に進出。残りシーズンに向けては「去年以上の結果を出せるように頑張っていきたい」(遠藤)と意気込んだ。吉森(文3)は男子1000mで予選、準々決勝を突破し、準決勝に進出。昨年から大きく成長した姿を見せた。

リレーの前に円陣を組む同志社の選手たち

 1日目に行われた男子3000mリレー準決勝。「毎週のように練習してた成果が出た」(吉森)と同組の立命大を引き離し、組2位でフィニッシュ。個人の力だけでなくチームワークが問われるだけに決勝進出に喜んだ。

試合後のミーティング

 スピードスケートシーズンもいよいよ本格化。11月の西日本大会では自己ベストを更新し、1つでも上の争いを繰り広げろ。(文責:髙橋惇太、撮影:黒田周良)

ページ上部へ