
第48回全大阪ショートトラックスピードスケート選手権大会
10月12日、浪速スポーツセンター(大阪府)にて第48回全大阪ショートトラックスピードスケート選手権大会が行われた。スケートシーズン開幕を迎えたこの日、選手たちはトレーニングの成果を発揮すべくリンクに立った。
同志社から計6名がエントリーした今大会。女子では主将・杉本(スポ3)が選手権女子500㍍、1000㍍、1500㍍に、益田(政策3)が二部女子500㍍、1000㍍、1500㍍に出場した。「変に緊張せずに臨めたと思う」(杉本)。春からの鍛錬が試された中、杉本は昨季残した自己記録に並ぶベストタイムを記録。「初戦だったので不安だったが、いいスタートを切れた」(杉本)と自身の滑りを振り返った。

一方の男子ではナ(スポ4)、大久保(スポ4)、野口(社4)、佐野(文4)の4名が選手権男子500㍍、1000㍍、1500㍍に出場。全員がラストシーズンを迎えた今季の初滑走でもあり、「去年よりみんながやる気を出している」(ナ)と真剣な面持ちで今大会を迎えた。いずれの選手も準々決勝で敗退となり入賞には届かなかったが、ナは1000㍍、1500㍍で自己ベストを更新。「正直満足はしていないが良かったとは思う」(ナ)と自身の滑りについて語り、次なる大会に向けて闘志を燃やした。

同時に行われたバッジテストには今年入部した1年生も早速エントリー。船﨑(商1)、ジン(GC1)はじめ新入部員がバッジ級取得を果たすべく、努力の成果を発揮した。「すごく成長して、いい滑りになっていたので少しうれしかった」(杉本)。下級生の奮闘も、今後チームを盛り上げるカギの一つとなる。
今週末には早速インカレ大会が迫る。全国の大学が集まりしのぎをけずる中、それぞれが自己ベスト更新、入賞を目指し挑む。「1レースに全力を出しきれるようにしたい」(杉本)。また今年で引退する4年生にとっては、学生生活最後の全国大会となる。「ラストなので、勝ち上がれるように頑張りたい」(ナ)。開幕を迎え、自分自身の現在地を知った選手たち。それぞれが高い志を胸に調整を続け、野辺山の地に向かう。(撮影:川田恵花、文責:黒田周良)