11月5、6日に京都アクアリーナで第68回西日本ショートトラックスピードスケート選手権大会が行われた。同志社からは5名が出場し、全日本選抜選手権大会の出場枠確保に向けて争った。
先月開催されたインカレでは「本調子ではなかった」と雪辱を果たしたい田中。今大会は出場した500m、1000m、1500mの3種目全てで準決勝に進出した。初日に行われた1500m。準々決勝では先頭として優位にレースを展開し、組2着で通過した。迎えた準決勝でも終盤まで上位を維持。A決勝に進出できる2着すら狙えたが、「A決勝に出たくて、2位争いに積極的になりすぎてエッジング(他の選手と刃がぶつかり合うこと)が起きた」とまさかの転倒。4着以内で出場できるB決勝に進むことさえ出来ず、悔しさをあらわにした。
続いて行われた500m。他の組と比べてもスピード勝負となった予選では激しく競り合い組1着で通過。準々決勝も組着に入り準決勝に進出した。準決勝では組5着となったがB決勝では3着入り。社会人選手を相手に上々の滑りを見せた。
2日目に最後の種目、1000mが行われた。8組計36名が出場し、各組2着+タイム上位4名が準決勝に進出できる予選。田中は4番手でレースを進めるも、終盤に3番手に浮上し、そのままフィニッシュ。タイム上位で準決勝進出となった。準決勝は4着でB決勝進出。B決勝でも前日の500mに引き続き、3着に入った。「(2日目は)疲れも残っていて調子が悪かった」と振り返るも、その中でB決勝進出、1000m8位入りは大きな収穫となった。
11月25〜26日に行われる全日本選抜選手権大会の出場権を確保した田中。「全日本選手権、そして来シーズン最初の距離別に出られるような成績を残したい」と視線はすでに次を見据えた。(文責・撮影:髙橋惇太)