4月9日、15〜16日にかけて、横大路運動公園体育館(京都)・京都市体育館で第64回関西学生卓球新人大会が行われた。出場メンバーは川島(経4)、進藤(政策1)、竹村(商1)、加名山(経4)、前田(文情4)、與野(スポ3)。団体戦は3回戦進出、シングルスでは前田が4回戦まで、竹村が準々決勝まで勝ち進んだ。
ミーティング中の選手たち
大会2日目に行われた団体戦。同志社からは進藤、竹村、加名山、前田、與野が出場した。「同志社は団体戦が大事だと思うので勝利に貢献できるように頑張りたい」(竹村)。強く意気込み、試合に挑んだ。
シード権により第2回戦の天理大との戦いが初戦となった。竹村が邵(天理大)にストレート勝ちを収め、チームに流れを呼び込む。続いて進藤が苦戦を強いられるも3-2で粘り勝ち。前田は1ゲーム目を先制されたものの2、3、4ゲーム目を奪い返し勝利をつかむ。天理大に 3-1で快勝し、3回戦へと駒を進めた。
球を打ち返す前田
続く3回戦は近大との対戦。竹村が3-1で勝利を収めるが、與野、加名山、前田がストレート負けで敗北。1-3で近大に破れ、3回戦敗退となった。
健闘する與野
シングルスでは前田が4回戦まで、竹村が準々決勝まで進出した。両者、シードにより2回戦からの開始となった。初戦の2回戦、3回戦とストレート勝ちを収めた前田。続く4回戦は厳しい戦いとなる。1ゲーム目をデュースの末つかみ取るも、2、3ゲーム目を連取されてしまう。奪い返したい4ゲーム目。しかし相手の勢いに押され、思うように打ち返すことが出来ない。それでも「最後まで諦めない」(前田)。その思いで一気に点差を縮め、デュースに持ち込む。点の取り合いとなるが、12-14で押し切られ敗北となった。
強い球に食らいつく前田
竹村も2.3回戦目はストレート勝ちで勝利をつかむ。続く4回戦、1ゲーム目は11-3で大差をつけ点を取るも、2ゲーム目はデュースが続く大接戦となり18-20で落としてしまう。3ゲーム目も相手に取られ、もう後がない竹村。「ミスせずラリーを続けよう」(竹村)。4、5ゲーム目は何とか持ちこたえ、勝利をもぎとった。5回戦はストレート勝ちで準々決勝に駒を進める。
返球する竹村
このままの勢いで挑みたい準々決勝。相手の中村(京産大)は、竹村と同学年であり、全国高校選抜卓球大会で戦った相手。竹村にとっては、何としても負けられない戦いであった。1ゲーム目を落とすも、2ゲーム目は11-4で大差をつけ、その勢いで3ゲーム目も点を奪取する。しかし、4ゲーム目を奪われ、5ゲーム目もデュースの末落としてしまう。「自滅することが多く、もう一本入れていたら取れたのにと詰めの甘さを感じた」(竹村)。鋭い打ち合いの激戦となるも、2-3で敗北を喫した。
新人大会で強さ見せた竹村
団体戦、シングルス共に健闘した今大会。特に団体戦では選手たちの絆の強さが垣間見れた。「先輩が後ろにいてくれて心強かった」(進藤)、「団体戦はみんながいるから頑張れる」(前田)。学年関係なく支え合い、励まし合う選手たち。目前に迫る春季リーグ戦ではその団結力を生かし、関西1位の座をつかみ取れ。(西村早智)