令和7年度関西学生卓球春季リーグ戦

　5月11、12日、向日市民体育館(京都府)において令和7年度関西学生卓球春季リーグ戦が行われた。同志社は後半戦を1勝1敗で終え、春季リーグ戦を4位で締めくくった。
　大会5日目の相手は龍谷大。昨年の秋季リーグ戦では惜しくも敗北を喫した強力なライバルだ。先鋒を任されたのはエースの吉井(商3)。序盤から接戦が続き苦しい展開となるも、巧みな戦術と気迫のこもったプレーで接戦を繰り広げる。ゲームカウント1-2と追い込まれえるも、落ち着いたプレーで逆転勝利をつかみ取り、チームに勢いをもたらした。続いて登場したのは橘髙(社3)と阿久根(商2)。今季リーグ戦から主力としてチームに大きく貢献している橘髙は龍谷大の主力を相手に終始粘りのプレーで食らいつくも、ストレート負けを喫した。一方の阿久根も善戦を繰り広げるが、デュースまで持ち込まれた最終ゲームをものにすることができず惜しい敗戦。1-2とリードを許した状況でダブルスに進む。

　今季リーグ戦でチームを引っ張る竹村(商4)・吉井ペアがダブルスの試合へ臨む。ゲームは序盤から激しい打ち合いが続き、1点の重みのある展開となる。しかし要所で確実に得点を積み重ね、ストレート勝利を収めた。続いて第5試合に出場したのは竹村。第1、2ゲームは最後の1点まで競るも、最上級生として維持のプレーで連取。第3ゲームこそ12点で落とすも、第4ゲームは相手に4点しか奪われない圧倒的なプレーで勝利をつかむ。第6試合には野口(社3)が登場。取っては取られる展開が続き、試合は最終第5ゲームへと持ち込まれる。最後まで一進一退となるも、一歩及ばず敗戦。3-3と大接戦となったカードの命運は最終第7試合にすべてが懸けられた。コートに立ったのは徳村(経3)。試合開始から相手を圧倒するプレーが続く。チームの勝敗を分ける最も重要な試合となるも、終始落ち着いたプレーでストレート勝利。4-3の大接戦を制し、大会5日目を終えた。

　大会最終日の相手は立命大。リーグ戦上位進出のためには何としてでも白星をつかみたい一戦だった。しかし試合は前半から立命大のペースに呑み込まれる。前半のシングルスを3試合連続で落とし、同志社は窮地に立たされる。巻き返すためにも落とすことのできないダブルスが始まった。今大会抜群の息で勝ち星を積み重ねてきた竹村・吉井ペアだったが、この日は試合前半からの流れを断ち切ることができない。エースペアへ向けられた期待は大きかったものの、相手のプレーに圧倒され、ストレート負けを喫する。ここで0-4となり、同志社の敗戦が決定。後半の試合は吉井、徳村の善戦で2試合を勝利で飾るも、終わってみれば2-5と大差をつけられた。

　「勝ち切って終わりかった」(竹村)。最上級生として初めて戦ったリーグ戦を終え、悔しさを滲ませる。しかし、主将・進藤(政策4)は「チームのためにひとりひとりができることを考えて臨み、実践できた」と収穫もあったと振り返る。順位としては昨秋リーグ戦と変わらぬ4位。ここからチームを再建し、7月の全日本大学総合卓球選手権大会へと挑む。昨年の成績を超えるべく、チーム一丸となって勝利をつかみ取れ。(伊藤愛梨、若松晏衣)

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