4月30日、YMITアリーナ(滋賀県)で令和4年度関西学生卓球春季リーグ1日目が行われた。初戦の相手は龍谷大。今リーグの山場と目されていた龍谷大を接戦の末に破り、初戦を勝利で飾った。
1番手で登場したのは、卓球部のエースと言われている久世(生命3)。「オーダーを見たとき、自分が勝たないとだめだと思った」。第1ゲームを接戦の末落とすが、続く第2ゲームから流れに乗り、着実に得点を積み重ねる。1番手というプレッシャーに打ち勝ち、結果3-1で勝利。チームに勢いをもたらした。
2番手の齋木(経1)は畔地相手に惜しくも勝利を逃すが、3番手の富澤(経2)、そしてダブルスの富澤・田口(社1)組が勝利。流れは同志社かと思われた。しかし、その後シングルスを2つ落とし、試合は3―3までもつれ込む接戦に。絶対に負けられない7試合目を任されたのは、新人戦で準優勝という好成績を残した田口だった。「ダブルスで厳しい試合になって苦しい状況だったが、チームの皆が励ましてくれて緊張なくいけた」。落ち着いたプレーで、ゲームカウント3―0のストレート勝ちを収め、難敵を撃破。チームは4-3で試合を制した。
「とりあえず一勝という感じ。絶対緊張すると思うんですけど、なんとか最後1年だけで頑張ってくれたおかげで勝てた」(久世)。新戦力の存在感を見せつけた戦いだった。
本日予定されていた京産大戦は相手校の棄権により不戦勝となり、次戦は、明日の大経法大との対戦だ。「せっかくダブルスとシングルス2本出させてもらっているので、2点とってチームの勝利に貢献したい」(田口)。このまま勢いに乗り、目標であるリーグ優勝へと突き進め。(大江可憐)